東京都の開成中学で金属資源講話が実施されました

東京都の開成中学校で金属資源講話が開催

2024年9月2日、東京都の開成中学校・高等学校において、JOGMEC（独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構）の金属資源講話が行われました。これは、近年の資源問題への関心の高まりを受けて、若者の理解を促進するための活動の一環です。JOGMECは2018年度から全国の高等学校に対し、同様の講話を行っており、これまでに100校以上が講話を受けてきました。

講話では、JOGMECをはじめとする非鉄金属鉱業界について紹介。生徒たちは、実際の鉱石を手に取ることで、その重量や独特な質感を体験しました。中でも、視覚的なインパクトを与える様々な金属を含む鉱石は、生徒たちにとって新鮮な学びの場となりました。この際、講師からは金属資源がどのように我々の生活に関連しているかについても詳しく説明されました。

さらに、講話の一部としてレアメタルの簡易抽出実験も実施されました。多くの生徒が興味津々で、実験を目の前にして彼らは楽しそうに話し合い、その内容に関する素晴らしい質問を講師に投げかけていました。教科書では学べない実際の体験を通じて、生徒たちは金属資源に対する理解を深めることができました。実験終了後には、何人かの生徒が特に気になった金属資源について質問をし、講師を驚かせる場面もありました。

JOGMECは、機能強化により今後の業務範囲が大幅に拡大すると同時に、責任もまた増すことになります。そのため、資源を取り巻く国際的な情勢について普及・啓発に努め、次世代を担う若者への教育活動を続けていく所存です。資源問題に対する興味や理解を深めることは、持続可能な社会の形成にとって非常に重要であり、このような講話活動がその一助となることを期待しています。

当日は多くの生徒が参加し、貴重な体験と知識を得ることができました。今後もJOGMECは全国の学校と連携し、金属資源に関する教育を推進していく予定です。また、今回の講話の詳細な情報については、JOGMECの公式ページからもご確認いただけます。