マンション管理評価の新展開
2024-09-02 10:44:41

ダイワハウスが導入するマンション管理評価制度の新たな展開

ダイワハウスの新たな取り組み



2024年9月2日より、大和ハウスリアルエステートが運営する「ダイワハウスの中古マンションギャラリー」に、一般社団法人マンション管理業協会が提供する「マンション管理適正評価制度」の管理評価が掲載されることが発表されました。この取り組みでは、物件に対する管理評価が★の6段階で表示され、将来の住まい選びにおいて非常に重要な情報を提供します。

この中古マンションギャラリーは、大和ハウス工業が過去に販売してきた分譲マンションの情報を集約したプラットフォームです。全国で918物件が紹介されており、購入希望者は様々な物件情報を見ることができます。具体的には、物件価格や間取り、専有面積などが確認可能です。特に今回の新制度導入により、個々の物件の管理状態についても情報が提供されるため、購入希望者にとっては非常に有益な選択材料になるでしょう。

中古マンション市場の現状



現在、日本全国で建設から長い時間が経過した分譲マンションが増えていますが、その中には管理不全や修繕積立金の不足といった問題を抱える物件も見受けられます。これにより、建物や設備の老朽化が進行し、購入後に深刻な問題が発生するリスクが高まっています。また、近年の自然災害の頻発も、購入者にとって安全な住環境を求める重要な要因となっています。

このような背景の中で、中古マンションを購入する際には、物件の管理状態をしっかりと確認することが求められます。大和ハウスリアルエステートは、「マンション管理適正評価制度」を通じて、このニーズに応える形での情報提供を行うこととなりました。これにより、購入希望者は全国共通の基準に基づいた評価をもとに、安心して物件選びができるようになります。

マンション管理適正評価制度とは



「マンション管理適正評価制度」は、2022年4月にスタートした全国共通の評価基準であり、管理状態や管理組合の運営を、専門の管理業務主任者またはマンション管理士が評価します。評価は6段階で行われ、購入者にとって直感的な理解が可能です。この制度の導入により、マンション管理の透明性と信頼性がさらに向上することが期待されています。

また、マンション管理業協会は、2024年度内にさらに1万件の登録を目指しており、この取り組みから導き出されるデータが、不動産流通市場全体に良い影響を与えることが期待されています。

今後の展望



大和ハウスリアルエステートは、マンション管理業協会と連携することで、不動産流通市場における管理の質を向上させ、新たな価値を提供することを目指しています。この評価制度の実装は、中古マンションの購入者に対する大きなサポートとなり、より良い住環境の形成へとつながることでしょう。

企業概要



  • - 大和ハウスリアルエステート株式会社
代表者: 代表取締役社長 山﨑考平
・資本金: 7億2,950万円
・創業: 1978年2月15日
・所在地: 大阪市北区梅田3丁目3番5号
・事業内容: 不動産流通事業、賃貸管理事業、など
公式サイト

  • - 一般社団法人マンション管理業協会
代表者: 理事長 高松 茂
・所在地: 東京都港区虎ノ門1丁目13番3号
公式サイト

この新たな取り組みを通じて、安心・安全な住まい選びのための重要な情報が提供されることを期待しています。


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会社情報

会社名
大和ハウス工業株式会社
住所
大阪府大阪市北区梅田3-3-5
電話番号
06-6346-2111

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