映画『架空の犬と嘘をつく猫』、新たな舞台へ
株式会社ヒューマックスエンタテインメントが製作した新作映画『架空の犬と嘘をつく猫』が、世界の映画界にその名を轟かせる時が来ました。本作は、世界15大映画祭の一つ、エストニアのタリン・ブラックナイト映画祭に公式コンペティション部門に選出され、ワールド・プレミアの開催が決まりました。
この映画は、高杉真宙が主演を務め、監督は『愛に乱暴』で世界の映画祭をざわめかせた森ガキ侑大。公開予定日は2026年1月9日(金)で、日本全国の映画館で観ることができます。物語は、人気作家寺地はるなの同名小説を原作とし、脚本は日本アカデミー賞を受賞した菅野友恵が担当しています。
物語の魅力とキャスト
本作の主人公である羽猫山吹は、高杉真宙が演じる複雑なキャラクターです。彼は、事故で亡くした弟を追い求め、空想の世界に生きる母のために、嘘の手紙を書き続ける長男です。彼の周りには変わり果てた母、愛人のもとに逃げる父、夢見る祖父、そして真実を求める姉と、それぞれの役割を持った家族が集まります。この“機能不全”な家族は、不完全で、やっかいで、でもどこか愛おしい存在として描かれています。
タリン・ブラックナイト映画祭の重要性
タリン・ブラックナイト映画祭は、国際映画製作者連盟に認定された唯一の北欧映画祭で、作家性やメッセージ性の強い作品が上映されています。この映画祭には、過去に多くの日本作品も参加しており、いくつかの作品は大きな賞を受けています。今回、森ガキ監督の作品が約8年ぶりに同映画祭に選出されたのは特筆すべきことです。
監督やキャストのコメント
森ガキ監督は、「タリン・ブラックナイト映画祭は特別な場所であり、再び戻れることを嬉しく思います。『架空の犬と嘘をつく猫』は、家族という不思議な集合体を描いた作品で、愛と優しさがある一方で、嘘や沈黙が家族を繋げるという矛盾を描いています」とコメントしています。
主演の高杉真宙も、「タリン・ブラックナイト映画祭に出品されるとは思ってもみなかったので驚きと喜びでいっぱいです。初めて多くの方々に観てもらえることを願っています」と述べています。
映画祭に向けた期待の高まり
『架空の犬と嘘をつく猫』は、家族のあり方、嘘、絆、愛情といった普遍的なテーマを扱っており、観る者の心を温めるでしょう。現在、映画祭限定のビジュアルや場面写真も公開されており、家族の複雑な絆やそれぞれの感情が垣間見えます。
今後は更なる続報が予定されており、興味深い情報が公開されることが期待されます。観客がどのような反応を示すのか、ワールド・プレミアが待ち遠しいです。公開に向けて、どのような新しい展開が待っているのか、ぜひ注目してみてください。