エフピコとナイスが連携しエコトレーのリサイクル促進へ

エフピコとナイスによる環境保護の取り組み

株式会社エフピコと株式会社ナイスが手を組み、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩を踏み出しました。この提携では、ナイスの店舗での使用済み食品トレーの回収を進め、リサイクルを通じた環境負荷の軽減を図ります。

1. 使用済み食品トレーの回収

ナイスの11店舗のうち、9店舗では使用済み食品トレーの回収が行われています。回収されたトレーはエフピコによって新たなトレーへと生まれ変わり、再び流通することが可能になります。この取り組みは「トレーtoトレー」というリサイクル方式で、食品容器が同じ用途のまま再利用されることを目指しています。

2. リサイクル製品の展開

使用済みのペットボトルの回収も行われており、これを新しい食品容器として再利用する「ボトルto透明容器」プロジェクトも実施されています。エフピコが製造した「エコトレー」や「エコAPET」、「エコOPET」は、環境に優しい製品であり、これを使用することでCO2排出量の削減に寄与することが期待されています。2025年2月期にはおよそ110トンのCO2排出が削減される見込みで、2026年にはさらにその数字を120トンに引き上げる計画です。

3. 地域との連携

ナイスは単なる商業活動にとどまらず、「お店が地域のエコリーダー」として地域貢献を目指しています。このため、使用済み食品トレーの回収活動を通じて、地域住民へのリサイクル意識の啓蒙や食品ロスの削減キャンペーンを展開しています。また、地域の小・中学校に出前授業を行い、環境教育にも積極的に取り組んでいます。

実際に秋田市立御所野学院中学校では、エコ教育の一環として、生徒がイベントのPRを行い、地域の環境問題について考える機会が提供されました。