推し活の魅力とは？318人が語る『推しを好きになった瞬間』

株式会社ブックリスタが運営する推し活特化型サービス「オシバナ」の研究部門「おしけん！」による調査が行われ、多くの推し活者から得た貴重な体験談が紹介されました。本記事では、318人のユーザーがどのようにして自分の「推し」を好きになったのか、その瞬間を深掘りしていきます。

調査概要

調査は2024年7月19日から8月28日までの間、全国の推し活を行っているユーザー318人を対象に、オンラインアンケートを通じて実施されました。その結果、推しの対象や好きになった瞬間について多様な意見が寄せられ、現代の推し活文化の一端を垣間見ることができます。

多様な推しの対象

アンケートによると、最も支持を集めたのは「ゲームのキャラ」で21.8%を占めました。この後「男性アイドル」や「歌い手」、「VTuber」などが続き、特に多くの票が集まりました。調査対象には、アニメキャラ、声優、舞台俳優、YouTuberなど、実に様々なカテゴリーの推しが含まれており、推し文化の多様性が明らかになりました。

推しに落ちた瞬間

次に「推しに落ちた瞬間」についての自由回答を分析したところ、以下のようなパターンが浮かび上がりました。

1. 自分の行動で気づいた瞬間

ユーザーの中には、知らず知らずのうちに推しに惹かれていた経験が多く見受けられます。たとえば、日常生活でそのキャラのイメージカラーを無意識に手に取っていたり、ファンアートを探し始めた時など、自身の行動が推しへの熱い想いをしっかりと感じさせるきっかけとなったという声が集まりました。

2. 一目で感じた運命の出会い

一方で、「一目惚れ」の感覚が強烈だったと語る人も多くいます。「雷が落ちたような衝撃」や「心臓を鷲掴みにされた」という表現からは、その瞬間の強い印象が伝わります。きっと運命的な出会いが生んだ高揚感が、いかに強烈であったかを表しています。

3. 明確な瞬間が心に刻まれた

また、ライブパフォーマンスやイベントでの直接的な出会いがきっかけとなることも多いです。「コンサートでのパフォーマンスを見た時、直に感じた魅力に惹かれた」という体験は、推し活をする上で特別な思い出として心に残るようです。

4. 恋の始まりに似た恋心

推しを好きになる過程が恋愛に似ているという意見もありました。「気づけばいつの間にかその推しのことばかり考えるようになっていた」という感覚を持たれることが多く、気持ちの変化が恋のはじまりに似た体験として語られることがありました。

まとめ

これらの調査結果から分かるのは、推し活に対するアプローチや感じ方はさまざまであるということです。各ユーザーの推しとの出会いや、好きになる瞬間は異なり、まさに多様なストーリーが存在します。この調査を通じて、現代の推し活文化の多様性が際立つと同時に、推しとの関わり方が個人に色づけされている様子が伝わってきます。推し活はただの趣味を超え、熱い感情や毎日背中を押してくれる存在として多くの人々に愛されているのです。推し活がこれからも広がっていくことを期待しています。