国土交通省が新たなGISデータを無償公開
令和7年5月30日、国土交通省は国土に関する基礎的な地理空間情報を整備し、無償で提供することを発表しました。この取り組みは、災害に対するリスク管理や地域の安全性向上を目的としています。
公開されるデータの内容
今回のデータ公開では、洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域など、災害リスクを考慮した最新のGISデータが順次公開される予定です。特に、雨水出水(内水)浸水想定区域については新たに公開され、注目されています。これにより、地域住民は自らの生活圏におけるリスクを見極めやすくなります。
今後のデータ整備計画
さらに、来年度には道路データの更新が予定されており、これは30年ぶりの大規模整備となります。また、宅地造成などの工事規制区域の新規整備も実施される予定です。これらの取り組みにより、地域のインフラが整備され、安全性が高まることが期待されます。
公開予定データの概要
以下に、令和7年度の公開予定データの分類と具体的な内容を示します。
洪水浸水想定区域(河川単位、1次メッシュ単位)、土砂災害警戒区域、津波浸水想定、高潮浸水想定区域、多段階浸水想定、雨水出水(内水)浸水想定区域
緊急輸送道路、鉄道、駅別乗降客数、高速道路時系列
都市計画決定情報
行政区域、位置参照情報
都道府県地価調査、地価公示
これらのデータは、5月30日より順次公開が開始され、その他のデータについても6月以降に続々と公開される予定です。また、洪水浸水想定区域に関する追加データは11月にも公開される予定です。
地理空間情報の活用
国土交通省は、GISデータの活用によって、地域社会の防災対策や生活の質向上を図ることを目指しています。市民はこれらのデータを活用し、自らの地域のリスクを評価し、必要な対策を講じることができます。
まとめ
国土交通省による最新のGISデータの無償提供は、地域の安全を守るための重要な一歩です。これからもデータの整備や更新が進められ、私たちの生活環境がより安心安全なものとなることが期待されます。この機会にぜひ、国土数値情報ダウンロードサイトを訪れて、最新の情報を手に入れましょう。
詳細な情報は、国土数値情報ダウンロードサイト(
国土交通省公式サイト)で確認できます。
さらに、SNSでの最新情報も逃さないために、地理空間情報課の公式アカウント(
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