粕谷哲氏が手掛ける新しいコーヒー体験「TOS アロマカラフェ」

「TOS アロマカラフェ designed by SIBARIST」登場

2026年1月29日より、株式会社ケーアイは新しいコーヒー器具「TOS アロマカラフェ designed by SIBARIST」を発売します。この製品は、バリスタ世界チャンピオンの粕谷哲氏と、スペイン・バルセロナのコーヒー器具ブランドSIBARIST、そして日本のORIGAMIの三者によるコラボレーションで生まれました。

TOSプロジェクトの背景

このプロジェクトは、粕谷氏が提唱した「抽出後の液体に影響を与える器具」をテーマにしています。粕谷氏が最近のアイデアを元に、コーヒーの味を引き立てるための器具を作ることを決意。抽出前や抽出中には手を加えず、抽出後のアプローチに重点を置いた結果、今回のアロマカラフェが誕生しました。

各パートナーの役割

粕谷氏がアイデアの立案とプロモーションを担当し、SIBARISTがコンセプトの計画とデザインを行い、ORIGAMIが製造と販売を手がけています。これらのパートナーシップを通じて、彼らは約2年の歳月をかけてプロダクトを完成させました。

粕谷哲氏のプロフィール

粕谷哲氏は、2016年に「World Brewers Cup」でアジア人として初めての世界チャンピオンとなったバリスタです。彼の提唱する「4：6メソッド」は、コーヒーを簡単に美味しく淹れるための理論として高く評価されており、現在も世界各地でセミナーやワークショップを行っています。

SIBARISTとは

SIBARISTは、ハンドクラフトと最新技術を融合した革新的なブランドで、特にペーパーフィルターの質の高さに定評があります。「Extract Your Passion」の理念のもと、質の高いコーヒー体験を提供することを目指しています。

アロマカラフェのデザインの特徴

このカラフェは、ワインのエアレーション技術から着想を得ており、コーヒーのアロマを集めて解放します。その独自の形状は、飲む人に新たな体験を提供するものです。広い底面はスワリング（回し混ぜ）が容易で、口径を絞ることでアロマを逃さない設計になっています。また、特別な器具や手順は必要なく、誰もが簡単にその豊かな香りを楽しむことができます。

磁器とガラスの二つの素材

「TOS アロマカラフェ」は、磁器製とガラス製の二種類が提供されます。磁器製のカラフェは、岐阜県瑞浪市で職人の手によって美濃焼として作られ、茶道具としての高い完成度を誇ります。一方、ガラス製のカラフェにはディストリビューターが付属し、美しい流れでコーヒーを抽出できるデザインです。

メイド・イン・ジャパンの品質

磁器製カラフェは、良質な土と熟練の陶工により、職人の手作業で仕上げられています。また、カラフェのデザインにも日本の伝統が色濃く反映されており、その美しさと機能性を両立させています。ガラス製のカラフェも、使用者に利便性とデザイン性を提供し、特にカフェでの操作や競技会でのプレゼンテーションで威力を発揮します。