川平遼佑と野原邦彦による二人展「Chill art」が開催

二人展「Chill art」実施のご案内

4月4日（金）から20日（日）までの間、東京都渋谷区にあるOIL by 美術手帖ギャラリーで、川平遼佑と野原邦彦による二人展「Chill art」が開催されます。この展示は、各アーティストが関心を持つ見えないものや時間の視覚化をテーマにした作品を披露するもので、鑑賞者に新しい感覚体験を提供します。

アーティストの紹介

川平遼佑

川平遼佑は1990年に愛知で生まれました。彼の作品は幼少期に見た恐ろしい夢から着想を得ており、可視化された空想の世界をのびやかに表現しています。最近では、擬人化されたパンツキャラクターが登場するなど、さらにポップな要素を取り入れた作品づくりに挑戦しています。

野原邦彦

一方、1982年に北海道で生まれた野原邦彦は、色彩豊かでユニークな木彫作品を手がけています。彼の作品は、目に見えない想いや記憶、音、香りといった感覚的要素を視覚化する取り組みをしており、近年ではキャンバスやミクストメディアにまでその表現を広げています。

展示の特徴

本展「Chill art」では、川平のペインティング作品および野原の版画作品が中心に展示されます。展示タイトルに込められた「Chill」は二人のアート作品がもたらすリラクゼーションと結びつけられています。見えないものを形にすることで、私たちの心に響く多様な物語が広がり、観る者をそれぞれの体験に導いてくれるでしょう。

アーティストステートメント

川平遼佑は、幼少期に夢で出会ったオバケたちへの思いを語り、「成人していく中でリアルな夢に変わっていくこと」をテーマにしている様子が印象的です。彼は「夢の中では今でもブリーフを着ないけれど、彼らとお別れしなければならないのか？」と問いかけています。

野原邦彦のアーティストステートメントでは、独特の時空間を感じる瞬間や、自由な時間の表現が重要であると語っています。彼は自身が感じたシーンを作品として残すことで、自己を表明することが重要だと訴えています。