KEYes株式会社がSGインキュベートと連携し、第三者割当増資を実施

京都府福岡市に本社を置くKEYes株式会社は、スマート南京錠の管理を行うSaaSソリューションを提供しています。この度、SGインキュベート第1号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割り当てによる増資を発表しました。これは、昨年12月に実施されたABBALabスタートアップファンドと株式会社DGベンチャーズからの増資に続くもので、KEYesにとって2回目の資金調達となります。

KEYesは、2018年に福岡市の官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka GrowthNext」で設立されて以来、スマート南京錠の開発に力を入れてきました。スマート南京錠とは、オンラインで鍵の管理が行えるもので、企業向けに新たなソリューションを提供することを目指しています。

今年の初めには、西部ガス株式会社との実証実験が行われ、この中で同社の管理施設でスマート南京錠サービスの効果を確認しました。このプロジェクトの成功を受けて、KEYesは西部ガスグループのCVCを通じて資本参加を受ける運びとなりました。今後も西部ガスグループとは密接に連携し、サービスの市場適合性(PMF)を確立するための共同開発やマーケティング戦略の強化を進めていく方針です。

また、KEYesは自社の技術価値をさらに高めるために、不動産業界や自動車産業との連携を進める予定です。具体的なプロジェクトの詳細については、今後随時発表される見込みです。これにより、KEYesはより広範な市場に対してサービスを展開できる可能性が広がります。

KEYes株式会社は、特に法人向けの南京錠SaaSに特化しており、それに伴う事業の安定成長が期待されています。代表の栗山真也氏の指導のもと、資本金2,900万円を支えに、同社はさらなる成長を目指します。

このようなKEYesの取り組みは、これからのテクノロジーを活用した新たな市場の創出につながるものと期待されています。今後の展開から目が離せません。