名糖運輸グループ、画期的なバッテリー交換式EV配送実証を実施
名糖運輸グループが新たな挑戦を始めました。2023年11月20日、横浜市港北区で行われた出発式で、バッテリー交換式の小型トラック「エルフEV」を使用した配送実証実験がスタートしました。このプロジェクトは、SGホールディングスグループの名糖運輸と、そのグループ会社である株式会社ジャステムが中心となり、いすゞ自動車、ファミリーマート、伊藤忠商事、横浜市と連携しています。
バッテリー交換による迅速配送
今回の実証実験の注目すべき点は、バッテリーを車両の左右から同時に交換できる初のステーションを設けた点です。これにより、名糖運輸はエルフEVを用いて横浜市内のファミリーマートへの配送を行います。実証実験では、3台のエルフEVが実際に配備され、約80の店舗にルート配送される予定です。
バッテリー交換は、従来のディーゼル車の燃料給油とほぼ同じ時間で行えるため、充電にかかるダウンタイムを大幅に削減できる見込みです。この取り組みは、今後のバッテリー式電動車の普及にも大きく寄与すると期待されています。
脱炭素社会への貢献
出発式では、参加した各企業の代表者が実証の目的や将来の展望についてスピーチを行いました。その中で、脱炭素社会の実現に向けたコンビニ配送の重要性が強調されました。特に、24時間営業の店舗における配送効率の向上は、CO₂排出削減にとって重要な課題とされています。
バッテリー交換式EVは、その課題解決に寄与する非常に有効な手段であり、業界からの期待が高まっています。また、実際にバッテリー交換を行うデモンストレーションも実施され、約7分で充電完了のバッテリーに交換される様子が披露されました。これにより、より柔軟で効率的な配送が可能であることが実証されたのです。
名糖運輸の取り組み
名糖運輸とジャステムは、この実証実験を通じて、現場の業務効率化と継続的な車両運行の向上を目指します。また、実証から得られたデータや運用上の課題も洗い出し、今後の配送業務に役立てていく方針です。
この取り組みが成功すれば、他の地域や店舗への展開も視野に入れ、積極的にバッテリー交換式EVの導入を進めていくことでしょう。名糖運輸は、今後も持続可能な社会づくりに貢献するため、環境問題や社会課題に積極的に取り組んでいく意向を示しています。
今後の実証実験の進展に注目が集まっており、持続可能な物流の実現に向けた新しい一歩となることが期待されています。