Thinkerが目指す「ロボットハンドの民主化」
株式会社Thinkerの代表取締役兼CEOである藤本弘道氏が、2024年12月27日に開催される「01Booster Conference 2024」にて登壇します。今回は、同社が独自に開発した近接覚センサーを活用した「ロボットハンドの民主化」についてプレゼンテーションが行われる予定です。
近接覚センサーとは?
Thinkerが誇る近接覚センサーは、カメラを使用せず、赤外線とAIを駆使して物体の位置や形状を非接触で高速に把握することができる革新的なセンサーです。この技術は、従来の産業用ロボットが苦手とされていた鏡面や透明物質の扱いを可能にし、現場の状況に応じた柔軟なピックアップを実現します。このような特性により、ロボットハンドの利用範囲は飛躍的に広がります。
どうやって生まれたのか
Thinkerは2022年に設立され、ただ単にロボットハンドを製造するのではなく、人とロボットが真正面から協働できる社会を目指しています。藤本CEOは、「考え抜く集団」という意味を込めた会社名の通り、さまざまな技術を駆使して進化を続けています。
この近接覚センサーが注目を集めるようになったのは、2023年8月に量産サンプルの提供を開始した結果、800社を超える引き合いを受けたからです。現在、60社以上のパートナー企業と共に実証評価を進めており、すでに試験導入も始まっています。
01Booster Conference 2024の詳細
01Booster Conference 2024は、日本最大級の新事業創造カンファレンスであり、今年8回目の開催となります。このカンファレンスでは、業界のプロフェッショナルが集まり、事業創造を加速するための知見やノウハウが共有されます。藤本氏の登壇は、Thinkerが「CEATEC 2024」のネクストジェネレーションパークピッチコンテストで「01Booster賞」を受賞したことから実現しました。
- - 開催日時: 2024年12月27日(金) 12:00~18:00
- - 開催場所: Tokyo Innovation Base(東京都千代田区)
- - 登壇プログラム: 01Startup Pitch 02(15:45~16:40、B会場)
詳細情報は
こちらを参照してください。
藤本氏が考えるロボットハンドの未来
藤本氏は、近接覚センサーが導入されることで、企業の生産性が大幅に向上し、業務の効率化が図られると考えています。また、これにより人手不足の解消にもつながり、ロボットハンドによる新しいビジネスモデルが生れることを期待しています。このように、テクノロジーの進化がもたらす利益は計り知れません。
まとめ
Thinkerの近接覚センサーはその革新的な性能から、今後のロボット技術の発展を語る上で欠かせない存在となるでしょう。藤本CEOが「ロボットハンドの民主化」を進める意義は、テクノロジーと人間の協働を実現し、未来の社会を変革する可能性を秘めています。2024年の01Booster Conferenceでの彼のプレゼンテーションは見逃せない機会です。