豪雨による住宅被害と意識調査結果
近年、日本各地での豪雨による住宅被害が増加しています。特に、台風季節に限らず発生する線状降水帯による影響が大きく、住民の間での不安感も増す一方です。株式会社ベルテクノが運営するリフォーム情報メディア「アンドリフォーム」では、全国の戸建て住宅に住む男女431名を対象に豪雨や浸水被害に対する意識調査を実施しました。調査結果から、住民が抱える不安の実態や火災保険の理解度が浮き彫りとなっています。
豪雨による不安の実態
調査の結果、87.9%の回答者が豪雨や浸水による被害に不安を感じていることが明らかになりました。「とても不安を感じる」と答えた人は26.2%、「やや不安を感じる」が61.7%で、この高い割合は最近の豪雨災害の増加を反映しています。特に心配されているのは「床上・床下浸水」で、46.6%が最も懸念している内容と回答しました。
この調査結果は、豪雨災害がもたらす精神的な影響を示しており、家を失うリスクに直面する人々の心情を伺わせます。続いて「停電による設備故障」が19.3%、「土砂災害」が12.3%という結果が続き、多くの人々がインフラに対する懸念を抱いていることがわかりました。
火災保険に対する認識
火災保険の水災補償に関する意識も調査されましたが、驚くべきことに55.0%の人が自宅の水災補償の有無を把握していないと回答しました。一方で「付いていることを把握している」のは24.8%、「付いていないことを把握している」は13.9%でした。この結果から、多くの住民が火災保険についての詳細な知識を持っていないことが浮かび上がります。
火災保険は通常、火事だけでなく、台風や豪雨による被害も対象になる場合があります。水災補償は主に、河川の氾濫、内水氾濫、土砂崩れによる影響をカバーしますが、契約内容により適用が異なるため注意が必要です。多くの人がこの重要な情報を欠いているのは、災害時の大きなリスクにつながる可能性があります。
ハザードマップの確認と備え
調査では、84.0%の人が自住地のハザードマップを確認したことがあるとの結果が出ていますが、実際に詳しく確認した人は29.9%にとどまり、具体的な浸水想定区域や土砂災害警戒区域を理解している人は少ないことが分かりました。このように、情報は得ていても実際の行動に移すことは難しい現状が浮き彫りになっています。
特に、36.0%が「特に豪雨対策をしていない」との回答をしており、豪雨や浸水被害への不安を感じながらも、具体的な備えに着手していない家庭が多いことが示されました。これは、知識と行動とが乖離している典型的な例と言えるでしょう。
調査結果からのまとめ
調査により、ほとんどの人が豪雨や浸水被害に対する高い不安を表明している一方で、火災保険の水災補償について無知であることが分かりました。また、「床上・床下浸水」に対する不安感が強く、補償内容を理解していないことがリスク判断を難しくしています。現実の事故前に、契約内容の見直しやハザードマップの再確認を行うことが、今後の対策において非常に重要であるといえるでしょう。
アンドリフォームでは、今後も住まいの安全性向上に向けた情報を発信し、住民がより安心して暮らせる環境を整える手助けを続けていきます。
調査概要
- - 調査機関:アンドリフォーム運営事務局
- - 調査期間:2026年6月22日~6月23日
- - 調査対象:戸建てに居住する全国の男女
- - 有効回答数:431名
- - 調査方法:インターネット調査