G-STARTUPとBuzzreach
2019-12-16 14:00:45
グロービスのG-STARTUPがユニコーン輩出を目指す!Buzzreachがダブル受賞
グロービスが誇るG-STARTUPプログラム
2019年4月、グロービスはユニコーン企業を100社輩出するためのアクセラレータープログラム「G-STARTUP」を始めました。このプログラムでは、最も有望なスタートアップ企業を支援し、革新的なビジネスアイデアを育てることを目的としています。毎年、多くのスタートアップが参加し、外部メンターやエンジェル投資家が審査を行う中で、29社が選出されました。プログラム終了時には、選ばれた企業に最大5000万円の資金が提供され、最優秀賞やオーディエンス賞受賞企業には特別な機会も与えられます。
Buzzreachの革新
今回のG-STARTUP第一期では、「Buzzreach」が特に注目されました。同社は製薬企業と患者を直接つなぐ治験情報のプラットフォーム「puzz」を運営しており、治験情報を簡単に検索でき、患者と製薬企業の接点を増やす取り組みを行っています。治験実施医療機関の情報や、患者の参加申込を一箇所で完結できるこのサービスは、多くの患者が新たな治療法にアクセスする手助けとなります。また、マッチングプラットフォーム「smt」では、患者が自らの状況に適した治験を容易に見つけることができます。
さらに、治験参加の管理を支援するアプリ「スタディ・コンシェルジュ」も開発され、治験参加者の不安を軽減し、治験薬の服薬管理をサポートします。これにより新薬の早期承認を狙う革新的なシステムが整えられています。
猪川社長のコメント
Buzzreachの代表取締役、猪川崇輝氏は「テクノロジーの力で一人でも多くの患者に新しい選択肢を」と述べ、製薬業界の変化に対する意義深いミッションを強調しています。患者の声を取り入れた医薬品開発は、今後のスタンダードになると考えており、患者と製薬企業との距離を縮めることが求められています。
今回のG-STARTUPでの受賞により、Buzzreachのサービスは患者、家族へ早急に届けなければならないという使命感を新たにしたとのことです。
未来に向けた展望
Greyタム社は既にG-STARTUPの2期を受付中で、参加を検討しているスタートアップ企業へ講師やメンターから学びの機会を提供しています。治験情報の提供やマッチングサービスを行っているBuzzreachは、今後も患者の声を新薬開発に活かせる仕組み作りに力を入れていくとしています。彼らは新たな選択肢を求める患者のために、SNSコミュニティや情報フィードバック機能を通じて事業を拡大していく所存です。
会社概要
Buzzreachは2017年に設立され、臨床試験に関与するプラットフォームを開発・販売する会社です。合計15名の社員を基に、新薬開発に必要な情報提供やマッチングサービスを行い、さらなる革新を目指しています。特に、製薬企業向けのBPOサービスにも力を入れ、業界全体の生産性向上に寄与しています。ビジネスは、治験の透明性を高める取り組みによって、今後も大いに注目を集めることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Buzzreach
- 住所
- 東京都港区白金台3丁目19-1興和白金台ビル
- 電話番号
-
03-4590-0258