ランスタッド、がんアライアワード2024で初のブロンズ受賞
ランスタッド株式会社が、がん治療を受けながら働く人々をサポートするための取り組みが認められ、2024年に「がんアライアワード」で初めてブロンズ賞を受賞しました。この取り組みは、女性社員の自発的な活動グループによるもので、地域社会への貢献が評価されています。
AYA世代のがんを意識した取り組み
この受賞に至る背景には、ランスタッドの「ジェンダーERG」メンバーが女性のがん患者の現状に注目したことがあります。特にAYA世代(思春期・若年成人)では、70%以上が女性がん患者であることに着目し、社内外に向けて無料ウェビナー『正しく知ること・共に生きること』を開催しました。
このウェビナーでは、国立国際医療研究センター病院の専門家を招き、がん患者への理解を深めるための意義や取り組みについて議論しました。ランスタッドは、がんを治療しながら働く人々を支援する「がんアライ」宣言にも賛同しており、活動の一環として、がんに関する啓発活動を進め続けています。
誰もが自分らしく働ける環境作り
ランスタッドは、働きやすい環境の構築を目指し、多様で公平な職場を提供しています。コアタイムが無いスーパーフレックス制度を導入し、社員が自分のライフスタイルに合った働き方を選択できるよう支援しています。また、オフィス勤務と在宅勤務を組み合わせたハイブリッドな働き方も重視し、従業員が最大限のパフォーマンスを発揮できる体制作りを行っています。
更に、困りごとを気軽に相談できる体制を整えており、上司との1on1セッションや、24時間利用可能な「何でも相談」サービスを提供しています。ここでは、専門家によるカウンセリングも受けられるため、社員が自分らしく働きやすい環境が整います。
ED&Iの取り組みを推進する
ランスタッドの人事本部は、エクイティ、ダイバーシティー、インクルージョン(ED&I)を積極的に推進しています。マネージャーの土橋直子氏は、がん患者に対するインクルージョンの重要性や、今後の社会に向けての意識づくりについてもコメントしています。参加者が自身や周囲のサポートを通じて、よりサポーティブな職場環境を作れるようになることを目指しています。
がんアライアワードとは
「がんアライアワード」は、がん治療と仕事の両立を支援する団体に与えられる表彰制度です。企業は「アライ(Ally)」の存在として、がん患者を支援するための取り組みや職場環境を整えることを求められます。2023年の審査では、全46社が受賞し、ランスタッドがブロンズ賞を受けることになりました。
まとめ
このように、ランスタッドはがんに関する教育と理解の啓発を通じて、職場環境の改善に貢献しています。これを機に、より多くの企業が同様の取り組みを行い、がん患者が安心して働ける環境作りが広がることを期待したいです。ランスタッドは、その理念を体現するリーダーとして、今後も今まで以上に社会貢献に力を入れていくでしょう。
詳細な情報は
公式ウェブサイトをご覧ください。