東海東京フィナンシャルとSTATION Aiがスタートアップ支援に向け連携協定を締結

東海東京フィナンシャル・ホールディングスとSTATION Aiの連携協定

東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社とSTATION Aiが、スタートアップエコシステムの共創に向けた連携協定を締結しました。この協定は、両社が持つそれぞれの専門知識やネットワークを活かし、地域のスタートアップ支援を強化することを目的としています。

連携協定の背景

東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、2022年4月より開始した中期経営計画の一環として、「“Beyond Our Limits ～異次元への挑戦」と題したアライアンス戦略を展開しています。この計画では、異業種連携によって新たな事業基盤を育むことを目指しており、「社会的価値と公正を第一に」という行動指針を掲げています。その中でも特に重要視しているのが、スタートアップ企業への支援であり、社会課題解決や地域経済の活性化に取り組む姿勢を強めています。

一方、STATION Aiは、名古屋市に2024年にオープンを予定しているスタートアップ支援の中心拠点「STATION Ai」の設立を進めています。この施設では、スタートアップの事業化支援やオープンイノベーションの促進、さらには資金面での支援を行うファンドの運用も予定されています。

具体的な取り組み内容

両社の連携に関する協定の中には、以下のような具体的な取り組みが含まれています：
1. 「STATION Ai」の運営事業
「STATION Ai」での活動を通じて、スタートアップに向けた幅広い支援が実施されます。

2. スタートアップの支援
東海東京フィナンシャルグループが持つノウハウを活かし、スタートアップのIPOやM&A、そして成長支援に向けた協業が進められます。

3. オープンイノベーションの支援
異業種とのコラボレーションを促進し、新たな価値創出を支援します。

4. 資金調達の支援
ザップ企業との連携を注視し、資金提供の手法やネットワークの拡充を目指します。

期待される効果

今回の提携を通じて、東海東京フィナンシャル・グループとSTATION Aiは、地元のスタートアップ企業の育成において相乗効果を発揮できると期待されています。特に、STATION Aiに加入しているスタートアップ企業との交流イベントの開催、知見や資源の共有が進むことで、地域経済全体の活性化が見込まれます。また、富裕層向けブランド「Orque d’or（オルクドール）」との連携により、スタートアップ会員企業や東海東京フィナンシャルのメンバーシッププログラム「JEUNESSE（ジュネス）」に参加している企業との広範なネットワークを築き、資金提供の多様化が図られる予定です。