地域に愛着を育てる新しいふるさと納税「まちヌシ」が始動
福井県福井市に本社を構える株式会社HAQTSUYAが新しい形のふるさと納税返礼品「まちヌシ」を発表しました。この取り組みは、商店街の事業者を応援しつつ、地域への愛着を深めることを目的にしています。特に注目すべきは、日本初の試みとして、商店街のモニュメントや店舗、店主を象徴するNFT(非代替性トークン)をアクリルスタンドとセットにした返礼品の提供が行われる点です。
ふるさと納税の新たな形「まちヌシ」
「まちヌシ」は、2025年10月1日から兵庫県の3つの商店街(姫路駅前小溝筋商店街、加西商店街、垂水商店街)で提供を開始する予定で、約60の店舗が参加します。この返礼品では、寄附者は商店街の“ヌシ”としての体験ができるほか、アクリルスタンドを用いて自分だけの街並みづくりやコレクションを楽しむことができます。
寄附は、店舗ごとに設定されたNFTの価格に応じて行われ、内容は以下の通りです。
- - 店舗NFT:25,000円
- - 店主NFT:25,000円
- - モニュメントNFT:40,000円
このように、寄附者はただの支援者ではなく、地域に愛着を抱く仲間としての役割を持つことができるでしょう。
地域事業者と寄附者の接点を強化
この取り組みは、長らくふるさと納税に参加したくても参加できなかった地域事業者に新たな機会を提供します。HAQTSUYAは、商品在庫管理や複雑な規制から解放されることで、事業者が気軽に参加できる環境を整えています。実際にこのプログラムを導入することで、商店街の店舗は新たな収益の流れを得ることができ、さらに寄附者との結びつきを深めることが期待されます。
地域愛を育むお手伝い
「まちヌシ」が提供するアクリルスタンドには、QRコードがついており、これを読み込むことでNFTを所有する寄附者の名前が表示され、共通の目的を持つ仲間同士の繋がりを実感できる仕組みもあります。
このNFTとアクリルスタンドの試みは、地域の魅力を直接感じ取れるだけでなく、ふるさと納税を通じて愛着を深める新たなツールを提供します。また、この返礼品に寄附することで、街の活性化に還元される部分もあり、地域全体の経済を潤す助けになるでしょう。
今後の展望と期待
HAQTSUYAは、この「まちヌシ」を日本全国に広げ、各地の商店街の魅力を引き出していくことを目指しています。また、寄附者との長期的な繋がりが生まれ、地域が活気づくことを期待しています。
商店街の団体は、今回の取り組みについて、「新しい挑戦として商店街を多くの人に知ってもらう良い機会」と述べており、やる気にあふれた様子が伺えます。地域愛を育む新たな形のふるさと納税「まちヌシ」に期待が高まります。
詳しい情報は、ふるさと納税の専用ページや販売WEBサイトで確認できます。地域のために、ぜひ積極的に参加してみてください!