がん医療プロジェクト
2021-12-15 15:00:05
がん患者が暮らしやすい社会を目指す支援プロジェクトの展望
がん医療の未来をともに築こう
はじめに
がんは、多くの人々に影響を及ぼす病気であり、私たちの生活において決して無関係ではありません。がん患者が直面する課題は、医療の枠を超えて、より広い社会に根付いています。そこで立ち上がったのが、一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクトが主催する「みんなでつくるがん医療プロジェクト」です。このプロジェクトは、がん患者がより良い生活を送れるようにするための支援を呼びかけています。
がん医療はみんなの課題
日本では実に2人に1人ががんにかかるというデータがあります。これを受けて、J-TOP(Japan Team Oncology Program)は、患者の声とその家族が抱える問題に焦点を当て、「病院の中」と「社会」の連携を図ることを重要視しています。医療の体制が充実することはもちろん大切ですが、その後の生活環境が整備されなければ、患者のQOL(生活の質)は向上しません。
J-TOPの「Team C」とは
J-TOPが定義する「Team C」は、がん医療の新たな概念を示しています。これは、アクティブケア(医療従事者による直接的な支援)、ベースサポート(生活支援や環境整備)、コミュニティサポート(社会全体の支援)の3つを結びつけたものです。Team A(医療従事者)とTeam B(行政・企業)の連携だけでなく、Team Cとしてコミュニティの力を最大限に活用することが求められています。このような支援体制を通じて、がん患者の生活が豊かになることを目指しています。
支援団体が得られるもの
J-TOPは、企業がどのようにがん医療に貢献できるのかを見極めるための様々なプラットフォームを提供します。
1. 医療従事者との対話環境:医師や看護師とのネットワークを通じて、企業活動と医療の連携を進める場を提供します。
2. 患者団体とのコネクション:全国に広がる患者団体とのネットワークを通じて、地域に即した支援の可能性を探ります。
3. 「がん医療」の理解促進:がんが特別な病気でないこと、そして誰もがその影響を受ける可能性があることを、あらゆる人に伝えます。
4. リーダーシッププログラム:医療界のダイバーシティやインクルージョンの観点から、企業問題に対する新たな視点を提供します。
5. 企業活動への知見の提供:J-TOPは、現場で得た知識を企業活動に活かし、がん患者の生活向上に寄与する提案を行います。
どう支援できるか
支援企業には、活動資金を提供していただくことで、様々なパートナーシップを通じたリターンを期待しています。企業ごとのニーズにあったプログラム設定を行いたいと考えていますので、興味を持たれた方はぜひウェブサイトを訪問して、詳細な情報をご確認ください。
終わりに
J-TOPは、日本社会がすべてのがん患者にとって暮らしやすい環境を提供するため、共に歩むパートナーを求めています。このプロジェクトに参加することで、自社の社会的責任を果たすだけでなく、新たな市場の創出にも繋がる可能性があります。がん患者のために、そして未来のために、私たちとともに新たな光を灯していきましょう。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト
- 住所
- 東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館4F
- 電話番号
-
03-5545-7574