REMARE、名古屋のオープンイノベーション拠点に新オフィスを開設
2024年10月、株式会社REMAREは、愛知県名古屋市に位置する日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」に新オフィスを設けることを発表しました。これにより、同社は持続可能な循環型経済の実現に向けた活動を一層強化していく方針です。
STATION Aiの特徴
STATION Aiは、名古屋市鶴舞公園の南側に開業された施設で、地上7階、延べ床面積は23,613㎡と広大です。この場所は、国内外のスタートアップ企業やパートナー企業との連携を促進し、イノベーションを生み出すための土壌としての役割を果たしています。特に、1階から2階、そして7階は一般開放されており、地域住民も利用可能なイベントスペースや飲食施設、さらには宿泊施設も用意されています。
最先端の施設とテクノロジー
また、STATION AiにはAIカメラやスマートセンサーが導入されており、混雑状況や顔認証システムを利用した安全な環境が整えられています。すべての階はスロープでつながっており、身体的な障害を持つ方も安心して利用できる設計となっています。
REMAREのビジョンと取り組み
REMAREは、特に廃棄プラスチックや海洋プラスチックのアップサイクルを行う企業であり、特殊な複合プラスチックを再資源化する技術に強みを持っています。サステナビリティを意識した設計で、プラスチックの回収から製造までを自社内で一貫して行います。これにより、温室効果ガス(GHG)の削減を目指しています。
新オフィスの設置は、技術パートナーや企業との連携強化を図る一環であり、STATION Aiという加速器を活用して、さらなる循環型資源の開発を進めることを期待しています。今後の取り組みを通じて、RD(研究開発)や新製品の開発に力を入れて行く方針です。
アートが彩るイノベーション拠点
さらに、STATION Aiの館内には、アート作品が多く展示されており、これらは株式会社ヘラルボニー監修のもと設置されています。個性豊かなアーティストによる130点あまりの作品が、ビジネスの新たなアイデア創出に寄与することが期待されています。
おわりに
STATION Aiは、今後もスタートアップ企業や研究機関、さらには大学と連携しながら、さまざまなサポートを提供していく予定です。REMAREがここで新たな一歩を踏み出すことで、持続可能な社会の実現に向けたさらなる一歩が期待されます。今後の動向に注目が集まります。