立命館高校のロボットチームAIR、世界3位を獲得
2025年7月、立命館守山高等学校サイテック部のロボットチーム『AIR』が、ロボカップジュニア世界大会において見事に競技部門で3位に輝きました。この大会は、次世代の科学技術人材を育成するための国際的なロボット競技大会で、世界各国から多くのチームが集まります。
支援の背景
この成功の裏には、株式会社人機一体が行った支援があります。人機一体は、立命館大学の卒業生によって設立されたスタートアップ企業で、ロボット技術の社会実装を目指しています。最近、同社は『AIR』の国際大会出場に向けて、教育振興に関する連携協定を結び、協賛目録を贈与しました。
協賛による支援は、新しい技術や知識を持つ若者たちを育成するための意義ある活動と位置付けられています。人機一体は、次世代のロボット開発人材の育成に貢献すべく、様々な施策を展開しており、特に『AIR』の取り組みには強い関心を寄せていました。
ロボカップジュニアと『AIR』の挑戦
ロボカップジュニアは1998年に始まった競技で、サッカー、レスキュー、OnStageの3部門がありますが、『AIR』はサッカー・ライトウェイト部門に挑戦しました。この競技では、自律型ロボットが赤外線ボールを追い、得点を狙う戦略が求められます。特にチームワークと機動力が勝敗を分ける鍵となります。
『AIR』は、機構設計やプログラミングに自ら取り組み、独自のロボットを開発してきました。放課後や休日に多くの時間をかけ、限られた条件の中で最大限のパフォーマンスを出せるよう試行錯誤を重ねてきました。
結果と今後の活動
全国大会『ジャパンオープン』では、見事に全国3位の成績を収め、今回の世界大会への出場権を手にしました。そして、世界大会では強豪チームとの対戦を経て、競技3位を獲得。自らの限界に挑む素晴らしい成果を収めました。
大会後、チームのリーダー内田朝陽さんは、「総合優勝を目指して努力してきたが、結果としては喜びと悔しさが入り混じる」と語り、支援してくれた多くの人々へ感謝の意を表しました。彼らは今後もさらなる成長を目指し、日々の活動を続けていくとのことです。
クラウドファンディングの実施
さらに、『AIR』は7月31日までCAMPFIREにてクラウドファンディングを行っています。支援を通じて、次世代のロボット開発にさらに貢献できるよう皆様のご協力をお願いしています。
まとめ
『AIR』のこれまでの活動は、立命館守山高等学校サイテック部の生徒たちの情熱と技術の結晶です。人機一体の支援も受けながら、彼らは今後の活動へと目を向け、さらなる挑戦を続けていくことが期待されています。ロボット技術の進化と、次世代人材育成のための努力に注目です。