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AP通信社、北朝鮮からのHD映像ニュースを独占配信

世界最大の国際ニュースネットワーク、AP通信社が北朝鮮からの映像ニュースをHDで配信する新しい独占契約を締結。これは北朝鮮の朝鮮中央テレビ（KRT）及び北朝鮮郵政省とのパートナーシップによって実現しました。この契約は3年にわたるもので、AP通信社の映像ニュース部門であるAPテレビジョンニュース（APTN）によって展開されます。

この新たな契約締結により、APTNは北朝鮮の主要イベントのHD映像を提供できる唯一の通信社としての地位を確立しました。これにより、北朝鮮に関心を持つ報道機関に対し、高品質なニュース映像の伝送が可能となります。特に、金日成元主席の生誕100周年を記念する重要な行事に向けて、多くの映像が期待されています。

AP通信社は、2006年に欧米の報道機関として初めて北朝鮮に映像取材拠点を開設しました。この10年以上にわたる北朝鮮当局との関係を基盤に、今回のHD化が実現したのです。特に今年の6月には、朝鮮中央通信社との間で平壌支局の開設を含む契約書と覚書にサインしています。

「この契約は、私たちが北朝鮮のニュース報道において先駆的な立場を強固にするもので、すべての報道機関にとって北朝鮮からのニュース映像を得るための重要なパートナーとなります」とAPTNのヴァイスプレジデント兼ニュースディレクターであるサンディ・マッキンタイアは述べています。この言葉には、AP通信社が北朝鮮関連の報道にどれだけ力を入れているかが表れています。

さらに、AP通信社上席副社長のデイジー・ヴィーラシンハムは、北朝鮮でのHD化は数百万ドルをかけた映像関連インフラのアップグレードの一環であり、ロンドン・オリンピックまでにはすべてのニュース映像をHDで提供できるようにする計画であると話しています。また、エンタテイメントニュースに関しては、2011年11月11日にHD化を実現予定です。

AP通信社は1846年に設立され、世界中から迅速かつ公正にニュースを配信する世界最大の国際ニュースネットワークであり、現在、世界人口の半数を超える人々が彼らのリポートを目にしています。今回の契約は、彼らが提供するニュースの質をさらに引き上げる重要なステップといえるでしょう。北朝鮮の動きに関心を持つ多くの人々にとって、今後の報道がどのように展開されるか見逃せません。

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