ぼのぼのがカスタマーハラスメント防止をサポート
漫画『ぼのぼの』が、消費者庁の啓発冊子に起用されることが決まりました。この冊子は、顧客からの迷惑行為、いわゆるカスタマーハラスメント(カスハラ)を防ぐための情報を提供します。今後の連載40周年を記念し、登場キャラクターたちがカスハラに関する理解を深める手助けをしてくれます。
啓発冊子の概要
この冊子のタイトルは「ぼのぼのと考えようカスハラってなんのこと?」です。ぼのぼのとその仲間たちが、スナドリネコさんの問いかけを通して、よくあるカスハラのケースを紹介していきます。お店の従業員と消費者、それぞれの立場からカスハラを考察し、対話の重要性を伝えます。
本冊子では、カスハラに対する認識不足や誤解が双方に生じやすいことを明らかにし、そういった誤解を解くことでヒートアップを防ぐ手助けをします。特に「お互いさま」という気持ちを育て、相互理解を促す内容が盛り込まれています。「お互いさまってお互いがそう思わないとお互いさまにならないんだ」というメッセージは、誰もが考えるべき重要な視点です。
どこで見られるのか
この啓発冊子は、消費者庁のウェブサイトで閲覧可能であり、各地の消費生活センターや消費者団体においても配布される予定です。多くの人々にこの冊子を手に取ってもらい、カスハラについて考えるきっかけとなればと願っています。
ぼのぼのとは
『ぼのぼの』は、いがらしみきおが1986年から連載を続ける人気漫画で、累計発行部数950万部を超えています。ラッコの子供、ぼのぼのが中心となり、さまざまなユーモラスで不思議な出来事を体験しながら、日常生活の中での生きることの真意を優しいタッチで描いています。
本作のキャラクターたちは、見る人に癒しを与え、温かい交流を通じて、心に残るメッセージを届けています。今回の啓発冊子においても、その優しい世界観がカスハラ防止の重要性を伝える役割を果たします。コミックスは既に多数発売されており、「ぼのぼの」49巻や「ぼのちゃん」シリーズ全8巻、さらには絵本なども手に入ります。
ぜひ、この機会に『ぼのぼの』の魅力に触れ、同時にカスハラの理解を深めていただければと思います。「お互いさま」の精神が健康な社会づくりに寄与することを信じて、どう行動するかを考えていきましょう。