レザーが燃える！STRUMが語る革ジャンの魅力と製法

迫力の新技法『バーニングダイ』とは

革ジャンブランドのSTRUMは、革の魅力を最大限に引き立てる独自の染色技法『バーニングダイ』を発表しました。この技法は革を燃やしながら染めるという斬新なアプローチで、着る者の体験を反映した特別な一着を生み出します。

バーニングダイの魅力

『バーニングダイ』は、高濃度のアルコールを染料に混ぜて、そのまま革を燃やして染めていく特殊な技法です。これにより、焦げ痕や煤を革に定着させ、個性的な表情を持つ革ジャンが完成します。しかし、ただ燃やすだけでは革が硬化してしまい、着ることができなくなってしまうため、職人たちの努力の結晶によってこそ実現しています。

デザイナー桑原和生の想い

デザイナーの桑原は、「燃える」という概念には様々な意味があり、それが人生を象徴していると語ります。若い頃のパンクやロックに触発されて生まれたこの技法は、着る人が様々な経験を重ね、成長する象徴でもあるのです。彼は、革ジャンを育てていく過程こそが、その人の人生を刻み込む体験であると信じています。

革ジャの成長と共に

STRUMの革ジャンは、着ることでその人の個性が引き出されます。例えば、長い間着続けた革ジャンには、汗や酒のシミ、バイクでの傷などが刻まれ、それらがすべて経験となって味わい深さを増していきます。このように、革は生きた証を残す素材なのです。

各人のスタイルに応じた仕上がり

『バーニングダイ』の革ジャンは、着方によって表情が大きく変わります。あまり日光に当たらない方が、手の脂によって色が深くなることもあれば、バイクに乗ってよく日の光を浴びることで下地の色が浮き上がってくることもあります。このように、着る人それぞれのスタイルに合わせて、育っていく革ジャンはまさに唯一無二の存在です。