関西外国語大学、AI学習支援システムで奨励賞受賞
このたび、関西外国語大学の卯木輝彦教授研究室に所属する福森恭生さんと田中莉望さんが、
2026年の『ラーニングイノベーショングランプリ』において奨励賞を受賞しました。彼らの研究は、小学生がAIを利用して創造的なプロセスを見える化し、指導者が効果的に支援できるようにすることを目指しています。
学習支援システムの概要
受賞したプロジェクトの名称は『AIに作らせる学習から、AIを方向づける学習へ:バイブコーディングにおける創造的意図形成の可視化と適応的学習支援システム』。これは小学生中・高学年を対象にしたもので、子どもたちがAIとの対話を通じて自らの思考過程を明確にし、最終的には自分の意図に基づいた作品を完成させることを助けるものです。
子どもたちがどれだけ修正を加え、どのようにAIの成果物を評価して自らの考えを反映させたのかを把握することは難しいため、このシステムはそのプロセスをデジタル化し、可視化することによって、教師が適切なタイミングで必要な支援ができるように設計されています。これにより、AIとの協働力を育むことが可能になります。
グランプリの目的と参加機関
『ラーニングイノベーショングランプリ』は、高等教育機関の研究室を対象にしたもので、一般社団法人『ラーニングイノベーションコンソシアム』が主催しています。近年、ARやVR、AI、ディープラーニング、教育ビッグデータなど先端技術を駆使した新しい学習・教育環境の提案が求められ、今回のグランプリには全国から45の応募がありました。
授賞式では、京都大学などの強豪と比較されながらも、卯木研究室の研究は独自性と社会的意義が高く評価され、3度目の受賞を果たしました。
審査員の評価
審査員からのコメントとしては「生成AIを活用した学習で、完成物だけでは見えにくい児童の思考過程に注目している点が非常に優れた提案です」といった声が寄せられ、その独自性や社会的価値が際立っていました。
さらなる研究に向けて
受賞後、福森さんは「子どもたちがデジタルツールを扱う能力は高いが、思考過程を省略することなく、じっくり考えることの重要性を理解してほしい」と話しました。また、田中さんは「身近な物に新たな視点を持つことが評価されたのは嬉しい」と語り、今後も同テーマでの研究を深化させていく意向を示しています。
この二人は、9月に開催される教育システム情報学会での発表に向けてさらに研究を進めるとのことです。大阪府枚方市に位置する関西外国語大学は、国際的な学びの場を提供し、学生は様々な専門分野を持つための教育を受けています。
関連情報
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関西外国語大学
関西外国語大学は、世界中の大学と連携を持ち、約1,300人の学生を海外へ送り出す一方で、日常的な国際交流も盛んです。語学力を基に多様な専門分野を学ぶ教育体制を整えており、学生は時代のニーズに応えるための力を養っています。