小児口腔学会発足
2023-01-18 10:00:01

日本小児口腔発達学会が新たに始動、初の講演会を開催

一般社団法人日本小児口腔発達学会(NPD)が2022年8月に設立され、2023年2月11日(土)に初の記念講演会を開催します。講演会は「Growth Optimization原因から考える口腔発達と未来〜NPDが提案する新しい小児歯科医療のカタチ〜」というテーマで行われ、東京都中央区のTKPガーデンシティPREMIUM京橋にて、対面とオンラインのハイブリッド形式で実施します。参加料は医師・歯科医師が3万円、コデンタルが1万5千円に設定されています。

この講演会では、代表理事の井上敬介氏をはじめ、学会長の木村祐紀氏、理事の伊藤裕人氏、中野崇氏、夫馬吉啓氏がパネリストとして参加し、最新の口腔発達に関する知見を共有します。講演の後には懇親パーティーも予定されており、参加者同士の交流が深められるいい機会です。また、参加者には「無料での懇親会参加権」や「2023年学会入会金免除」などの特典が付与されるので、参加をお勧めします。

NPDは、小児の口腔機能に関心を持つ多様な専門家が集まり設立された学会で、近年問題視されている「小児の口腔機能発達不全症」に対する治療と予防に特化した活動を目指しています。これまでに多くの子どもが口腔機能の発達において正常でない状況にあり、この課題解決に向けた取り組みが急務となっています。

学会のビジョンには、最先端の医療技術の習得、国際的な交流を通じた医療の認知度向上、次世代の専門家育成が掲げられています。代表理事の井上氏は、80~90%の子どもに歯列不正や咬合不全が見られ、これが発達障害や学習障害を引き起こす可能性があると警鐘を鳴らしています。これらの問題は、口腔機能発達不全症が根本的な原因であるとの認識が重要です。

設立時の経緯や背景として、近年の子どもたちの成長に関する新たなアプローチが求められている中、NPDはその役割を担っていく決意を固めています。小児口腔発達に関する医療の最前線を学ぶことで、より多くの医療従事者が正しい知識と技術を身につけ、子どもたちが健全に成長できる環境を整えていきたいと考えています。

木村学会長は「すべてのことには原因がある」というメッセージを通じて、子どもたちに起きている問題を根本から見つめ直す必要性があると強調しています。そのために現場での実践的な学びを進めると同時に、地域社会への啓発活動にも積極的に関与していくつもりです。NPDは、今後も子どもの健康を守り育てる新しい小児歯科医療の形を模索し続けていきます。

会社情報

会社名
一般社団法人 日本小児口腔発達学会
住所
岡山県岡山市中区倉田508-21ー2階
電話番号

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