新発売の手指制御キット
2013-02-28 09:00:06

H2Lが新発売した手指制御電気刺激キット『PossessedHand』の魅力と活用法

H2Lが誇る新技術『PossessedHand』



H2L株式会社が新たに手指を自在に動かすことができる14チャンネルの機能的電気刺激キット『PossessedHand』を発売しました。この製品は、特にリハビリテーションやバーチャルリアリティの分野での活用が期待されています。

機能的電気刺激とは?


機能的電気刺激とは、筋肉の動きを調整するために電気的な信号を送り、手指などを動作させる技術です。通常、この技術は専門的な知識が必要で、多くの人には取っ付きにくいものでした。しかし、H2Lの『PossessedHand』は、より広いユーザー層が利用できるように設計されています。

特徴と技術


『PossessedHand』は、28個の電極を使用し、14チャンネルで動作します。特徴的なのは、キャリブレーション機能が搭載されている点です。この機能により、電気刺激に使用する電極パッドの位置や刺激の強さを簡単に調整できます。受けた刺激の情報を基に、付属のソフトウェアが適切な電極配置を学習し、ボタン一つで手指を自由に動かせるようになります。

さらに、研究によって16個の関節をコントロールできることが確認されており、それぞれのチャンネルを独立して操作できるため、複雑な手先の動きも可能です。

利用シーンと今後の可能性


H2Lは、新製品を大学や研究所、医療機関に向けて販売していく予定です。これにより、医療や研究の場での新たな可能性が広がります。80万円という価格設定も、特に研究やリハビリに取り組む機関にとっては導入しやすい金額となっています。

さらに、バーチャルリアリティ体験装置やリハビリ向け機器、さらには脳研究との連携も視野に入れた展開を計画しています。このような利用方法により、医療現場での活用から、エンターテイメント分野への応用へと発展することが期待されています。

製品の詳細


『PossessedHand』には、以下のハードウェアが付属しています。
  • - 14チャンネル電極パッド(ベルトタイプも選択可能)
  • - 最大42v、100mAの電気刺激装置
  • - ケース(幅135mm x 奥行き200mm x 高さ50mm)
  • - USB2.0インタフェース
  • - 制御基板用ACアダプタ

付属のソフトウェアは、シリアル通信による操作も可能で、キャリブレーション機能や手指動作設定、刺激の調整が行えます。

企業の背景


H2L株式会社は、2012年に創立され、代表の玉城絵美は東京大学にて学際情報学の博士号を取得しています。2011年には、東京大学総長賞を受賞し、その後の研究成果として『PossessedHand』を発表しました。このような背景からも、H2Lの技術力の高さが伺えます。

公式ウェブサイトでは、製品の詳細情報や紹介動画も公開されていますので、是非チェックしてみてください。

製品紹介ページ: H2L製品ページ
会社情報: H2L会社情報
お問い合わせ: [email protected]

会社情報

会社名
H2L株式会社
住所
東京都港区六本木3-4-21米澤ビル2階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: H2L PossessedHand 電気刺激

Wiki3: H2L PossessedHand 電気刺激

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