バイオDX人材育成講座の全貌
近年、企業が直面する急速なデジタル化や産業構造の変化に伴い、高度な専門性を有する人材の育成が急務とされています。特に、バイオテクノロジー分野で求められるのが、バイオDX(バイオデジタルトランスフォーメーション)に関する専門知識を持った人材です。そこで、パーソルテンプスタッフ株式会社と大阪大学大学院工学研究科は共同で「パーソル高度バイオDX産業人材育成協働研究所」を設立し、さらに経済産業省の支援を得て、バイオDX人材育成講座を開講する運びとなりました。
この講座は、バイオDXの最前線に迫り、社会実装に繋がる最新の機械学習やAIに関する理論を学ぶことができます。加えて、実習を通じてバイオDXの基盤となるバイオインフォマティクスの実践を行い、即戦力として活躍できるバイオDX人材の育成を目指します。
プログラムの内容
講座は、リスキリング(再教育)を目的としたものとなっており、対象者はパーソルテンプスタッフの技術社員および大阪大学の学部生(3年次以上)で、合計20名を受け入れる予定です。プログラムは次のように構成されています。
- - 講義: バイオDX概論、機械学習概論など、全てオンライン形式で行います。各講義は90分間、合計6回実施されます。
- - 実習: 本講座では、事前学習および業務への反映を前提とした以下のトレーニングが行われます。
- Linux入門(ITインフラ)
- R入門(プログラミング)
- RNA-sep解析(応用)
- 全てハンズオンでのトレーニング形式となります。
講師陣は国内外の権威ある専門家が責任を持ち、最新の知識と技術を参加者に伝授します。
日本のバイオDX人材育成への期待
バイオDX人材育成講座は、ただの教育プログラムに留まらず、産業界が求める人材の育成を加速させることを目的としています。経済産業省が推進する「高等教育機関における共同講座創造支援事業」の一環として、国のバックアップを受けることで、実専門職業人材の輩出を実現することが期待されています。
さらに、2025年2月には「バイオ産業に求められるDX人材像とは(仮題)」をテーマにした公開講座の開催も計画されています。このような取り組みを通じて、日本のバイオDX産業に必要な人材を育成し、産業の振興に資することがパーソルテンプスタッフの目標です。
最後に
パーソルテンプスタッフのグループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向け、バイオDX産業人材の育成とバイオものづくり産業の振興に貢献する取り組みが進められています。これにより、未来のバイオ産業を支える人材が育成され、持続可能な産業発展への道が拓かれることが期待されます。
内部連絡先
本講座に関する問い合わせは、パーソルテンプスタッフ株式会社 研究開発事業本部 R&D事業推進室 土肥武まで。メールアドレス:
[email protected]
詳しくは
パーソルテンプスタッフ株式会社の公式サイトをご覧ください。