離島ナースとしての新たな可能性を探るスタディツアー開催

離島ナースとしての新たな可能性を探る

都会の喧騒を離れ、自然豊かな奄美群島で新たな生き方を模索する看護師たちが増えています。この地域医療の現場に興味を持つ看護師に向けて、国際医療NGO ジャパンハート と 結の島ナース が共同で開催するイベントが2025年10月に決定しました。奄美大島、徳之島、沖永良部島の3つの島々でのスタディツアーが行われ、参加者は現在の医療環境や離島での生活を体験することができます。

離島ナースの魅力と課題

看護師は、都市部での医療環境とは異なる離島の現状を理解し、地域の医療問題に対する視野を広げることが求められています。現地には医療資源が不足しているため、限られた環境でどれだけのことができるのかという挑戦が待っています。その中で、看護師としてのスキルや判断力を身につけることができ、これまでとは異なる充実感を感じる人も少なくありません。

このスタディツアーでは、参加者が病院を訪れ、離島で働く看護師たちとの対話を通じて、「離島生活・離島病院のリアル」、「離島ナースならではの喜びや苦労」といったテーマについて率直に話し合います。また、ジャパンハートの創設者であり、徳之島で勤務していた経験を持つ医師・吉岡秀人も同行し、地域医療の課題や展望について話をしてくれる貴重な機会です。

イベント概要

- 日時: 2025年10月8日（水）〜11日（土）
- 場所: 奄美大島、徳之島、沖永良部島

このイベントは、これらの島々での看護師の仕事の実態を深く理解し、それを通じて参加者が自身のキャリアビジョンを見直す機会となることを意図しています。既に現地で働いている看護師たちの中には、派遣をきっかけに移住し、地域医療に貢献している人も多数います。

離島での勤務は、医師だけでなく看護師自身が自立した判断を求められるため、従来とは異なるスキルが求められます。また、個々の生活スタイルや価値観も重視されるため、看護師自身のライフデザインを考える上でも大きなヒントが得られるでしょう。