Slush Tokyo 2019
2019-02-26 11:02:48

フィンランドのスタートアップ祭典「Slush Tokyo 2019」がヘルシンキ市出展

フィンランドのスタートアップ祭典「Slush Tokyo 2019」とヘルシンキ市の出展



2019年2月22日と23日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「Slush Tokyo 2019」。この国際的なスタートアップイベントは、フィンランドの首都ヘルシンキ市が出展するものとして注目を浴びました。イベントは、フィンランドから政府関係者やスタートアップ企業が集結し、世界中から8,000人以上の参加者が一堂に会しました。

「Slush」は2008年に始まり、急速に成長を遂げ、東京やシンガポール、上海などにも拡大しています。今年で東京での開催は5回目となり、フィンランドと日本の外交関係樹立100周年という特別な年にフィンランドが参加したことは意義深いものがあります。

バーチャル・ヘルシンキ体験



ヘルシンキブースでは、「VRヘルシンキ」というバーチャルリアリティ体験が提供され、来場者はヘルシンキの元老院広場やその他の名所を仮想空間で巡ることができるサービスが注目を集めました。この体験は、ヘルシンキ市とVRスタジオ“ZOAN”が共同で開発したもので、デジタル技術を駆使してリアルな街を再現しています。
訪問者はアルヴァル・アールトの自邸や、ロンナ島の探訪ツアーなど、通常では味わえない貴重な体験を楽しみました。VRヘルシンキは、今後も様々なイベントやコンテンツでの利用が予定されています。

ARゲーム「ムーミンムーブ」



また、フィンランド発のキャラクター、ムーミンを活用したARゲーム「ムーミンムーブ」も紹介され、来場者はGPSを活用し、実際の位置情報を使った参加型のゲームを体験しました。このゲームは、フィンランドのゲーム企業10社によって開発され、最先端のスマートフォンゲームが揃っていました。

ヘルシンキ市のIina Oilinki氏は、フィンランドと日本の関係を祝うメモリアルイヤーに参加できたことを喜び、「新しい持続可能な観光の形を促進することが、国際的な舞台でのヘルシンキの働き方です」と述べました。また、ヘルシンキ市長のヤン・ヴァパーヴオリ氏も、東京オリンピックに向けた協力関係を見据え、“Slush Tokyo”への参加を楽しみにしているとコメントしました。

参加者の声



参加者からは、北欧のクリエイティビティや技術革新に触れる貴重な機会となったという声が多く寄せられました。特に、ヘルシンキのバーチャルツアーは、その没入感と独自性が高く評価され、今後のスタートアップイベントでもこうした試みが期待されています。

「Slush Tokyo 2019」は、世界80カ国から集まった人々が交流し、刺激を受け合う場となり、イノベーションの創出に繋がる貴重な機会を提供しました。フィンランドと日本、両国の未来の協力関係が一層深まることを期待したいと多くの声が上がっています。

結論



「Slush Tokyo 2019」は、フィンランドと日本のつながりを象徴する素晴らしいイベントとなり、多くの参加者に新たなインスピレーションを与えたことは間違いありません。これからの両国の交流や文化の発展に期待が寄せられています。

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