女子アスリートの新たな挑戦
女子アスリートが競技を続ける上で避けて通れないのが、怪我へのリスク管理です。特に、前十字靭帯損傷(ACL損傷)は女性選手に多く見られ、男性の約5倍のリスクがあると言われています。このような背景から、株式会社LEANは、新たにコンディション管理サービス「Lean sports」に月経周期に基づいたトレーニング提案機能を追加しました。
新機能の意義
1. 周期に合わせたトレーニング・食事提案機能
この機能は、選手それぞれの月経周期に応じて、最適なトレーニングメニューや栄養アドバイスを自動で通知します。選手が自分の体調に合わせて無理のないトレーニングができることを目指しています。無理のないトレーニングはコンディションの向上に繋がるだけでなく、怪我のリスクを軽減する効果も期待されています。
2. 体調の変化を可視化するグラフ機能
選手は日々の体調をチェックインデータとして記録し、その結果をグラフで視覚的に確認します。これによって、いつ体調が良い時期なのか、逆に崩れやすい時期が分かるため、より的確な自己管理が可能になります。実際、選手が自己理解を深めることで、面倒なトレーニングも前向きに取り組むことができるでしょう。
実績と導入事例
Lean sportsは既に全国の女子スポーツチームで活用されており、特に藤枝順心高校サッカー部では、前十字靭帯損傷のリスク管理にサービスが貢献しています。監督の言葉によれば、選手の体調データを確認することで、必要な言葉をかけたり、トレーニングの強度を調整することができるとのこと。
代表のコメント
株式会社LEANの代表取締役である立道友緯氏は、女性選手が直面する「月経」という課題をテクノロジーで「見える化」し、怪我の予防につなげていく意義を強調しています。彼は、選手が自身の体を理解し、安全に競技に取り組むための支援を続けていくと述べています。これにより、女子選手は安心してスポーツに取り組むことができるのです。
Lean sportsについて
「Lean sports」は、女子スポーツチーム向けに開発された、LINEで簡単に使えるコンディション管理サービスです。選手は自身の健康状態を手軽に記録し、指導者はそのデータをもとに選手一人一人に合ったサポートや指導が可能になるため、チーム全体のパフォーマンス向上にも繋がっています。
株式会社LEANは、今後も女子アスリートが持つ潜在能力を引き出すため、より多くのサポートを提供していく方針です。