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香川・大阪で開催される石井朋彦写真展『Mの旅人』

新宿の北村写真機店で開催された「石井朋彦写真展『Mの旅人』─M型ライカで距離を測る旅─」が、香川県と大阪府で巡回展を行うことが決まりました。この展示会は、写真家で映画プロデューサーの石井朋彦氏が手がけたもので、彼が世界各地を訪れた際に撮影した作品を展示しています。

多くの人々が訪れた新宿展

新宿 北村写真機店では、約1か月の会期中に2,500人もの来場者を記録しました。これは、このギャラリーの1周年を記念するイベントとしても位置づけられ、盛況のうちに幕を閉じました。この成功を受け、各地からの巡回展の要望が寄せられ、香川と大阪での開催が実現しました。

巡回展の日程と場所

香川での展示は、2025年9月2日から29日まで、カメラのキタムラ高松・高松南店で行われます。具体的な住所は、香川県高松市上天神町188-1となり、営業時間は10:00から20:00までです。

続いて、大阪では2つの場所で巡回展が開催され、1か所目はカメラのキタムラ大阪・なんばCITY店で、2025年10月17日から11月13日まで、住所は大阪府大阪市中央区難波5丁目1-60、営業時間は11:00から21:00です。

もう1か所は、PHOTO MARCHE by 北村写真機店で、同じく2025年10月17日から11月13日まで行われ、住所は大阪府大阪市北区梅田3丁目1-3、営業時間は10:30から20:30となっています。

パンフレットの販売

さらに、各店では石井氏が手がけた『Mの旅人』のパンフレットも販売予定です。パンフレットには撮影のエピソードやテクニックなどが盛り込まれ、写真だけでなく文章でも楽しめる内容となっています。価格は2,800円（税込）で、旅の思い出をより一層深めるアイテムとなるでしょう。

写真と距離感の探求

本写真展では、M型ライカとその50mmレンズを使用して、被写体との距離を測りながら撮影された作品が展示されています。石井氏は、「距離感」というテーマのもと、時には0.7mといった手の届く近さから、他者との境界を意識した距離までを探求しています。

距離感は人間関係にも当てはまると彼は語ります。0.7mは親しい友達、3mは初対面の相手との距離です。視覚で捉える距離と、心の距離はどこか似ているというのが彼の主張です。この展示を通して、来場者が自らの旅に出た時に素敵な距離感を見つけるきっかけになることを願っています。

石井朋彦について

石井朋彦氏は、映画のプロデューサーとしても知られ、『千と千尋の神隠し』や『君たちはどう生きるか』など、多数の作品に携わっています。また、雑誌への寄稿やYouTubeでの発信など、写真を通じて魅力を伝える活動も行っています。

そのため、彼の作品は単に美しいだけでなく、深い意味を持った表現でもあります。本写真展『Mの旅人』は、ただの写真展示ではなく、観客に様々な旅の思い出を共有する場でもあるのです。

ぜひ、香川や大阪での巡回展に足を運び、石井朋彦氏の視点から描かれた世界に触れてみてください。

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