展覧会「〜視覚で世界を捉えるひとびと」
2023年5月4日から7日まで、東京都足立区にあるBUoYギャラリーで開催される展覧会『〜視覚で世界を捉えるひとびと』は、ろう者たちの視覚的認識をテーマにしています。この展覧会では、視覚や身体性に基づいたコミュニケーションを通じて、新たな言語や文化の可能性についての問いを投げかけます。
開催概要とアクセス
- - 開催日: 2023年5月4日(木)〜5月7日(日)
- - 開催時間: 11:00〜19:00
- - 開催場所: BUoYギャラリー(〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11)
- - アクセス: 東京メトロ千代田線/日比谷線 JR常磐線、東武スカイツリーライン「北千住」駅から徒歩約6〜8分
この展覧会は、主催のRe; Signing Projectが企画し、東京都歴史文化財団や花王芸術・科学財団などの助成を受けて実施されます。
展示内容
本展では、そこに集うろう者たちの身体的感覚や視覚的経験を中心に進行します。特に、手話や非言語コミュニケーションの重要性を強調し、ろう者の独自の視点から日常生活や社会との関わりを探求します。
展覧会に参加するアーティストには、牧原依里、管野奈津美、Creole Projectなどが含まれており、それぞれ異なるアプローチで自身の体験を表現します。
アーティストたちの紹介
牧原依里
牧原は、アート・ドキュメンタリー映画『LISTEN リッスン』を監督したアーティストで、視覚と手話を通じた表現に専念しています。
管野奈津美
管野は、ろう者の芸術表現活動に力を入れる一方、ろう者の身体感覚の可能性を探求。教育やアートプロジェクトにも参加しています。
Creole Project
Creole Projectは、視覚身体言語の特性を探求する実験的プロジェクトで、それぞれの記憶から言語を生み出すことに挑戦します。
映画上映と関連プログラム
展覧会期間中には、以下の関連プログラムも実施されます:
- - 演劇『聴者を演じるということ 序論』 (5月5日、6日)
- - ワークインプログレス上映『90%』 (5月5日)
- - アーティストトークやワークショップ: 現代美術と社会についての対話を深める機会です。
特に、5月5日には『LISTEN リッスン』という映画の上映と出版記念トークが行われ、映画の背後にある物語や制作過程について語られる予定です。
参加する意義
この展覧会は、ろう者たちの視点を尊重し、彼らの文化やコミュニケーション方法に関する理解を深める重要な機会です。音声が優位とされる社会の中で、言語や文化の多様性を掲げる重みは大きく、参加者に新たな視点を提供するでしょう。
是非、足を運び、視覚を通じて新たな世界を体感してください。