味の素冷凍食品「冷凍餃子フライパンチャレンジ」
味の素冷凍食品(社長:寺本博之)が展開する「冷凍餃子フライパンチャレンジ」が、国際的なPRアワード「SABRE Awards Asia-Pacific 2024」において、驚くべき3部門で受賞した。このプロジェクトは、2023年5月にSNSに投稿された「冷凍餃子がフライパンに張りついた」というエピソードをきっかけにスタートし、数多くの人に美味しい羽根つきギョーザを届けることをテーマにした取り組みだ。
PR活動の成功の背景
「SABRE Awards」は、PRovoke Mediaが主催する賞であり、アジア太平洋地域における優れたPR活動を評価する権威のあるアワードである。この度、「冷凍餃子フライパンチャレンジ」は「Basic Entry」、「Diamond SABRE Awards」、「In2 SABRE Awards」の全てでWinnerに輝いた。特に、Diamond SABRE Awards部門では、ブランド構築の優れた成果が評価された。これにより、ブランドの認知度と顧客の信頼関係が大きく向上したとされている。
味の素冷凍食品のマーケティング本部長、松本征之氏は、受賞にあたって「デジタル時代に共感を得られた」と喜びのコメントを寄せている。また、プロジェクトは現在も続いており、さらなる進化が期待されている。
プロジェクトの進行とリニューアル
「冷凍餃子フライパンチャレンジ」は、2024年1月に取り組みの成果として、餃子のリニューアルを発表し、同年2月から店頭発売を開始した。この活動は、SNSを活用したキャンペーンにより、瞬時に広まり、多くの消費者の耳目を集めたことが、受賞の一因である。
本田事務所の代表・PRストラテジスト、本田哲也氏も喜びを示し、「国内外で高く評価されたことを誇りに思います」と述べている。このプロジェクトが、多くの人に支持されるきっかけとなったことは、業界における新しい潮流を生み出したことを意味する。
アワードの多角的評価
「SABRE Awards」の各部門は、キャンペーンの多様性とメディアの活用方法によって評価される。「Basic Entry」部門では、ブランドに対するポジティブな対話を生み出した点が評価され、「In2 SABRE Awards」ではリアルタイムのSNS対応能力が注目された。このように、PR活動における新しいアプローチが、大きな結果を生んだことは明らかである。
他の受賞歴
この「冷凍餃子フライパンチャレンジ」プロジェクトは、他にも数々の賞を受賞している。例えば、SPIKES ASIA 2024での複数の金賞や、ADFEST 2024、IPRA GOLDEN WORLD AWARDSなど、受賞歴は多岐にわたる。これにより、プロジェクトの成功が国際的に認められることとなった。
味の素冷凍食品の「冷凍餃子フライパンチャレンジ」は、ただのプロモーション活動に留まらず、業界全体のトレンドを変える可能性を秘めた事例となっている。今後も進化を続けるこのプロジェクトから、目が離せない。