新成人が両親へ感謝を伝える！新聞を使った新たな取り組み

新成人が両親へ感謝を伝えるユニークな新聞プロジェクト

2017年の成人の日、新しい形で感謝が伝えられるキャンペーン、「オロナミンＣ×朝日新聞 2017成人の日プロジェクト」が実施されました。このプロジェクトは、新成人が両親に向けた感謝の気持ちを表すために設計されたもので、その名も「20年分のありがとう新聞」。

プロジェクトの理念

現代の若者にとって、親に感謝の言葉を面と向かって伝えることは、照れくさい場面も少なくありません。しかし、人生の中でその機会は限られているため、伝えたい想いを形にする新しい試みが必要です。このプロジェクトは、そのような想いを抱える新成人たちを応援することを目的としています。特に成人の日という節目に、20年前の誕生日の記憶を振り返りながら、自分の言葉で感謝を伝えることができます。

「20年分のありがとう新聞」とは？

「20年分のありがとう新聞」は、応募者が選んだ両親や家族に送られるオリジナルの記念日新聞です。内容は応募者の赤ちゃん時代の写真や、成人を迎えた現在の写真、そして手書きで綴られた感謝のメッセージが載せられています。これにより、新成人たちが自分の成長を振り返ると同時に、両親への感謝を言葉にすることができる仕組みになっています。

キャンペーンの具体的な流れ

このキャンペーンは、朝日新聞の突き出し広告やSNSで告知され、2017年11月15日から11月30日までの期間中に応募が行われました。実際の応募数は204名に達し、100名が選ばれました。選ばれた新成人たちは、同年の1月9日、彼らの希望する住所に新聞が届けられました。

参加者の声

このプロジェクトに参加した新成人たちからは、様々な感謝の理由が語られました。例えば、東京都練馬区に住む加藤慈さんは、「高校生の時から夢の応援をしてくれていて、普段あまり感謝の気持ちを言葉にできていなかったので、このプロジェクトを通じて伝えたいと思いました」と話しています。

神奈川県横須賀市の横山桃子さんも、自身の苦労を支えてくれた両親への感謝を表したいと思い応募しました。「新聞という形で母に感謝の気持ちを伝えられることができれば、これは一生の宝物になると思ったからです」とコメントしました。

結語

「20年分のありがとう新聞」は、ただの記念日新聞ではなく、親子の絆を深める一助となるプロジェクトです。新成人たちが育んできた人間関係を再確認し、その感謝を形にすることができるこの取り組みは、今後も多くの人々に親しまれることでしょう。彼らが伝える言葉が、両親にとっての特別な贈り物になることを願っています。