サグリ株式会社、世界経済フォーラム「Tech Pioneer 2025」に選出
兵庫県丹波市を拠点にするサグリ株式会社が、世界経済フォーラム(WEF)から「Tech Pioneer 2025」に選出され、その取り組みが国際的に注目されています。この称号は、革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業に与えられるもので、サグリの行動が評価されたことを示しています。
サグリ株式会社は、AIと衛星データを駆使して農業や環境問題の解決を目指しており、特に人類と地球の共存を実現するというビジョンの下、2018年に設立されました。創業時から岐阜大学と連携し、持続可能な農業の促進を通じて、地球環境の課題に取り組んでいます。
サグリの提供するサービス
サグリの活動には、以下のような革新的なアプリケーションが含まれています。
- - アクタバ: 耕作放棄地を特定するための農地パトロールアプリ。このアプリは、農業の再生と効率化を促進します。
- - デタバ: 作物の種類を自動で特定する作付け調査アプリ。農家にとって作業の効率化に大いに役立ちます。
- - ニナタバ: 農地の所有者と新たな農作業者をマッチングするプラットフォーム。受け継がれるべき土地を新しい担い手に結びつけることを目指しています。
- - Sagri: 土壌分析が行える営農アプリで、農家が土壌の健康状態を把握し、より良い作物管理ができるようサポートします。
これらの革新は、農業の持続可能性を高めると同時に、環境保護への貢献も視野に入れており、農業の未来に明るい展望をもたらすものとして期待されています。
世界経済フォーラムの役割
世界経済フォーラムは、多 国籍企業や政府、学術界、NGOリーダーを同じ場に集め、国際的な問題について話し合い、解決策を探るためのプラットフォームです。サグリが「Technology Pioneers Community」の一員となることで、国際的な課題解決のプロジェクトに参加し、世界中の他の企業と協力する機会が得られます。
これにより、AIやディープテック、気候変動、ヘルスケア、フィンテックといった多様な分野でのイノベーションを促進し、社会に対するインパクトを生み出すことが期待されています。
今後の展望
サグリは2023年に、経済産業省と農林水産省からの補助金を受けるなど、政府からのサポートも得て成長を続けています。また、同年に開催された「ICCサミット KYOTO 2023」ではカタパルト・グランプリで優勝。さらには、2024年にはシリーズAで約10億円の資金調達が計画されており、さらなる成長が見込まれています。
会社概要
サグリ株式会社の本社は、兵庫県丹波市氷上町常楽725-1に位置しており、代表者は坪井俊輔氏です。2018年6月に設立されたこの会社は、今後も持続可能な農業と環境の改善に向けたテクノロジーの開発を続けていくでしょう。
サグリがもたらす未来信、そしてさらなる展開から目が離せません。