福岡市がスタートアップ企業との連携を進めるマッチングイベントを開催！

福岡市が主催するスタートアップマッチングイベント

福岡市が先日開催した「フクオカ・スタートアップ・セレクション」が大変な盛況を見せました。約300社が参加したこのイベントは、既存企業とスタートアップ企業とのマッチングを目的としています。福岡市は、スタートアップ都市の育成を目指し、「グローバル創業・雇用創出特区」としての取り組みを進めており、これが実を結びつつあります。

開催の背景

福岡市は独自の創業支援施策を導入し、スタートアップカフェの開設や共同利用オフィスの提供、ファンドの設立など、数々の支援策を展開してきました。その結果、21の主要都市の中で開業率が2年連続で1位に輝く快挙を達成しました。これに伴い、既存企業もスタートアップ企業の持つ新技術、新商品、新しいアイデアを活用する機会を模索しているのです。

今回のイベントは、そうした需要に応えるべく実施され、既存企業とスタートアップ企業の協力を促進する場として位置づけられています。

イベントの内容

会場では、髙島市長によるオープニングスピーチが行われ、続いてコマツ相談役の坂根正弘氏やamadanaの熊本浩志氏による講演が展開されました。特に熊本氏のプレゼンテーションでは、スタートアップ企業が持つ独自のクリエイティビティや技術が、地域経済にどのように寄与するかが語られ、参加者たちの関心を引きました。

その後は、地場企業とスタートアップ企業の成功事例紹介やパネルディスカッションが行われ、参加者たちは具体的なビジネスケースに耳を傾けました。

マッチングの場を提供

イベントの最後には、企業間の名刺交換や製品紹介が行われ、実際にマッチングの機会が提供されました。この時間を利用し、新たなビジネスチャンスが生まれる瞬間が見受けられ、多くの参加者が前向きな感想を述べていました。

参加者の一人は、「社内だけでは得られないイノベーションのきっかけを見つけられる絶好の機会だった」と語り、他の参加者も「ここで出会った企業との協業が実現しそう」と期待を寄せていました。