NTTセキュリティ・ジャパンがTXOne Networks製品の販売を開始する意義とは

NTTセキュリティ・ジャパンとTXOne Networksの提携背景



はじめに、NTTセキュリティ・ジャパン株式会社(以下、NTTセキュリティ・ジャパン)が、台湾に本社を構えるTXOne Networks社とのパートナー契約を締結したことをお伝えします。この契約に基づき、2026年4月よりTXOneが提供するOT(Operational Technology)向けのサイバーセキュリティソリューションの販売が始まります。

近年、製造業や重要インフラにおける音の入るOTネットワークは、外部接続の増加やデジタル化の加速に伴い、サイバー攻撃のリスクが高まっています。特にランサムウェアやサプライチェーン攻撃、さらにレガシー設備への侵入といった攻撃は、従来のIT防御策だけでは十分に対処できない場合が多いのです。そうした中で、OT環境に特化した専門的な防御技術の重要性が高まっています。

TXOne Networks社のテクノロジー



TXOne Networks社は、OTセキュリティソリューションの提供において多くの実績を持つ企業です。同社は、製造業の大手企業や重要インフラに対し、セキュリティ検査、エンドポイント保護、ネットワーク防御という形で、OT環境に特化した対策を展開してきました。これにより、重要資産を守るためのOTネイティブな防御技術を確立しています。

具体的な製品例として以下のようなソリューションがあります。

  • - セキュリティ検査(Elementシリーズ): この製品は、特定のソフトウェアをインストールせずに、デバイス検索を行い、資産の完全性を迅速に確認可能です。エアギャップ環境への攻撃防御やサプライチェーンセキュリティの向上に寄与します。

  • - エンドポイント保護(Stellar): TXOneのエンドポイント保護ソリューションは、各種環境に対応できる柔軟性を持ち、古いシステムから新しいシステムまで様々な防御策を提供します。

  • - ネットワーク防御(Edgeシリーズ): OT環境に特化したネットワーク防御は、業務の中断や機器の損傷を防ぐために必須です。TXOne Edgeは、産業プロセスやインフラの信頼性、安全性を確保します。

  • - CPSによる保護プラットフォーム(TXOne SageOne): このプラットフォームは、サイバー・フィジカル・システム(CPS)の中核として、現実世界の情報を仮想空間で処理・分析し、それを実世界にフィードバックすることで、セキュリティの可視化を実現します。

結論と展望



NTTセキュリティ・ジャパンの代表取締役社長である関根太郎氏は、TXOne Networksとの提携がもたらすメリットを強調しました。このパートナーシップによって、NTTセキュリティ・ジャパンの運用能力とTXOneのOTネイティブなソリューションを組み合わせることで、日本の製造業にとって実効性の高いOTセキュリティ対策が実現できるとしています。このような取り組みが進む中、製造業を支えるためのセキュリティの強化が期待されます。

NTTグループが持つサイバーインテリジェンスと、TXOne Networksの専門性が結集することで、安心・安全なデジタル社会の実現に貢献することが目指されています。この提携を通じて、製造業と社会インフラの脅威に対するセキュリティ対策が一層強化されることが期待されます。

会社情報

会社名
NTTセキュリティ・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDX 20F
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。