暗号化通信時代の企業セキュリティ対策を解説するウェビナー開催

ウェビナーの概要

最近のサイバー攻撃はますます巧妙になり、企業や組織のネットワーク、クラウド環境、IoTデバイスなどが新たな標的となっています。特にランサムウェアや標的型攻撃、さらにはフィッシング詐欺が深刻な脅威をもたらしています。これを受けて、企業はただちに十分なセキュリティ対策を求められています。

攻撃対象の急増

近年のクラウドサービスの普及やIoTデバイスの増加により、その攻撃対象は急激に広がっています。特にクラウド環境における設定のミスや、IoT機器の持つ脆弱性が悪用されるケースが増加し、これらを防ぐためのセキュリティ対策が必要です。すでに多くの企業が、この「ブラインドスポット」の存在が内部不正やサイバー攻撃の発見を遅らせ、企業のリスクを高めます。このため、異常な挙動を早期に捉えるEDR（エンドポイント検知と応答）システムの導入が進められています。

ネットワークの可視化と監視の必要性

しかし、EDRは主にエンドポイントの保護に特化しているため、網羅的なネットワーク監視が不十分な場合、ゼロデイ攻撃やサプライチェーン攻撃への対処は困難です。ネットワークの可視化を強化し、監視ポイントを増やすことが求められます。従来のセキュリティツールでは、増加するトラフィックの中の脅威を十分に検知することが難しくなっています。これにより運用負荷やリソース不足が問題となり、企業はより高度な監視システムを必要としているのです。

EDRとNDRの連携

IPS（侵入防止システム）が既知の脅威から防御するのに対し、NDR（ネットワーク検知と応答）は未知の脅威を検知・分析します。この両者を組み合わせることで、ネットワーク単位での監視を強化できますが、監視ポイントの確保が欠かせません。誤検知やデータの見逃しが発生すると、セキュリティの強化が逆に負担になる懸念があります。

未知なる脅威への対応策

特に政府機関や金融業界、製造業は高度なサイバー攻撃の標的となりやすく、暗号化されたトラフィックの解析や誤検知のリスクを抑えることが急務です。このような状況を受けて、Trend MicroのIPSソリューション「Trend Micro TippingPoint」と、キーサイト・テクノロジーのネットワーク可視化ソリューションを組み合わせた運用を提案します。これにより、隠れた脅威を可視化し、攻撃のリスクを最小限に抑えられます。