自治体専用の生成AIプラットフォームで業務効率化を実現するQT-GenAI

自治体向け生成AIプラットフォームQT-GenAIの進化

アンドドット株式会社とQTnetは共同で開発した法人向け生成AIプラットフォーム「QT-GenAI」に新たな機能を追加しました。この新機能は、自治体の専用ネットワークである「LGWAN」に対応し、閉域接続を可能にするもので、これにより地方公共団体が安全かつ効果的に生成AIを活用できるようになりました。

LGWAN対応の詳細

LGWAN（総合行政ネットワーク）は、インターネットから隔離された閉域ネットワークです。このシステムには高度なセキュリティが求められており、自治体職員は安心してQT-GenAIを利用できます。このプラットフォームは、特別なAIスキルがなくても直感的な操作で利用できるため、広範な業務において生成AIの活用が容易になります。実際、福岡市ではQT-GenAIを用いた実証実験が行われ、業務削減効果が平均33%にも達しました。

QT-GenAIの特徴

「QT-GenAI」は、大規模言語モデル（LLM）を基にしており、様々なAIモデル（GPT、Gemini、Claudeなど）に対応しています。このマルチモーダルなプラットフォームでは、テキストだけでなく画像、PDF、動画、音声など、多彩なフォーマットの情報を処理できるため、情報分析の幅が広がります。また、企業単位での利用環境が確保されており、アクセス制限やフィルタリング、ログ管理機能を通じて安全性が高められています。

さらに高められる業務効率

QT-GenAIによって、例えば行政業務に必要な書類作成や住民からの問い合わせ対応などの業務が大幅に効率化されます。このシステムは、無駄を省きつつ、住民サービスの向上にも寄与することが期待されています。アンドドットでは、導入から運用までのサポート体制も整えており、ガイドライン作成や導入研修における支援を通じて、AIの活用をより身近にしています。