ネパールの水問題
2026-03-03 14:22:10

TOTOの支援でネパールの水衛生環境が改善へ向かう

TOTO株式会社によるネパールの水衛生環境改善



TOTO株式会社が提供する水環境基金は、ネパールのバルディヤ郡にあるダケラ村とビジャヤナガル村で、劣悪な水衛生環境の改善を目指しています。この地域は、基本的な衛生知識が不足しており、住民たちは手洗いや清潔を保つ習慣が浸透していない現状があります。また、地域の井戸の約90%は浅井戸であり、多くが大腸菌を含む水質を示しており、安全に飲めるとは言えない状態です。そのため、住民は水を飲むことで下痢や発熱といった健康被害を受けています。

現状の課題


学校においても、水質基準を満たさない水を供給されているため、子どもたちが安心して水を飲むことができない状況です。学校の水道やトイレも、資金不足や管理体制の未整備により、維持管理が十分に行われず、壊れた設備が修理されずに放置されていることが常態化しています。生理用品の適切な廃棄方法も確立されておらず、衛生面での課題は山積しています。

TOTO水環境基金の支援内容


このような厳しい状況を受け、認定NPO法人のADRA Japanは、TOTO水環境基金から400万円の助成を受け取り、さまざまな対策を講じることになりました。TOTO水環境基金は、2005年から20年間にわたって地域を支える団体と協力し、持続可能な社会の実現を目指す支援として設立されました。ADRA Japanはこの基金を活用し、トイレや手洗い場の設置・修復を行います。これにより、学校に通う子どもたちの衛生状態を向上させ、また、地域全体に水衛生の基礎知識を広める取り組みを行います。

子どもたちによる啓発活動


プロジェクトでは、子どもたちを主体とした啓発活動が行われる予定です。彼らは、学校内で得た知識を生かして水衛生を地域に広める役割を担います。また、水衛生管理委員会と連携し村の清掃活動や家庭訪問を行うことで、地域コミュニティ全体に水衛生の重要性を伝達します。

これにより、このプロジェクトは村における水関連の感染症の発生を抑え、地域の持続可能な衛生習慣の確立を目指しています。

支援者の声


ADRA Japanのネパール事業担当、増田颯人氏は、助成に感謝の意を表しながら、「バルディヤ郡のダケラ村とビジャヤナガル村を訪れた際に、子どもたちが衛生教育を受け手洗いなどの知識を身につけていることを確認したが、適切な水道やトイレがないために不衛生な環境で生活せざるを得ないことに衝撃を受けた」と胸の内を語っています。

今後の展望


このプロジェクトを通じて、ADRA Japanは水と栄養の両面から村々の健康改善に取り組んできましたが、資金不足により十分な水衛生環境の整備が行き届いていない現状がありました。TOTO水環境基金の支援を得ることで、これまで手を付けられなかった課題に取り組むことができ、村々で持続的な水衛生環境の実現が期待されています。

このような支援があることで、ネパールの村々はより健康的な未来に向かって進んでいくことができます。ADRA Japanは引き続き、人々の命と尊厳を守るために活動を続けます。

認定NPO法人ADRA Japanについて


ADRA Japanは、国際的なNGOであるADRAの日本支部で、世界約120ヶ国に展開しています。人種や宗教、政治の違いを超え、一人ひとりに寄り添い、自立を助ける支援を行っています。人々の命を守るための活動を今後とも推進していきたいと考えています。


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会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人ADRA Japan
住所
東京都渋谷区神宮前1-11-1
電話番号
03-5410-0045

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