コーピーとトヨタの研究
2025-09-29 13:36:56

コーピーとトヨタが共同研究成果を国際会議で発表、交通解析の未来を切り開く

コーピーとトヨタ自動車が新たな交通解析手法を国際会議で発表



株式会社コーピー(代表取締役:山元浩平)とトヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤恒治)は、共同研究として開発した新たな交通解析手法を国際会議で発表しました。この研究成果は、2025年7月に開催される第29回統計物理学国際会議「STATPHYS29」でポスター発表の形で、新たな技術の可能性が示されます。また、8月末にはアトランタで開催される第31回ITS世界会議「ITS World Congress 2025」においても同様の発表が行われます。

研究の背景と概要


近年、都市の交通システムは複雑化し、渋滞や安全問題が深刻になっています。このような中で、交通データから相互の関係を正確に把握する必要がありりました。従来の解析手法では計算コストが高く、結果の解釈が難しいという課題があり、これを解決するために本研究は進められました。

本研究では「Reduced Auto-Regressive (RAR)モデル」に着目しました。このモデルは過去のデータから未来の予測に必要な変数を自動的に選択する能力があり、複数地点の交通量データから関係性を効率的に抽出します。研究チームは新宿周辺のデータを利用し、どの地点の交通量が他の地点に影響を与えるかを明確なネットワークとして視覚化することに成功しました。

研究の意義


本研究は、交通解析の分野に新たな手法を提案しました。これにより、AI技術の解釈性を重視した現代のニーズに応えることとなります。以下に本手法の利点を挙げます:

  • - 軽量な計算コスト: ディープラーニングと比較して少ない資源で迅速な分析が可能。これにより、リアルタイムな交通把握とシミュレーションが期待されます。
  • - 高い解釈性・説明性: 交通量増加の要因を明確に示すことで、交通管制や都市計画の意思決定を支援します。
  • - 汎用性: 本手法は、交通データに限らず、さまざまな多変量時系列データの解析にも応用可能です。

今後の展望


本研究では交通量の分析に注力してきましたが、今後は個々の車の速度など、他のデータとの関係性を深く分析することで、渋滞のメカニズムの解明に向けた取り組みを行います。コーピーは、データ解析技術を駆使し、より安全で快適な社会インフラの実現に向けて貢献していく考えです。

コーピー(Corpy&Co.)について


コーピーは日本とフランスを拠点に、AIを使った人命救助を目指しているスタートアップ企業です。現在、AIの品質保証と説明性向上を図るため、実運用に必要な技術開発を行っています。また、AIセーフティに関する研究開発事業にも取り組んでおり、生成AIの管理と利用に関して、基準の策定及び普及に力を入れています。

会社概要


  • - 会社名: 株式会社コーピー(Corpy & Co., Inc.)
  • - 設立: 2017年3月
  • - 本社所在地: 東京都千代田区神田神保町1-44-11
  • - 代表取締役: 山元浩平
  • - ウェブサイト: コーピー公式サイト

お問い合わせ先


株式会社コーピー 広報担当: [email protected]


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会社情報

会社名
株式会社コーピー
住所
東京都千代田区神田神保町1-44-11
電話番号
050-5532-4032

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