紀ノ川流域で探る
2025-06-05 14:35:45

紀ノ川流域で探る風土と水の科学—環境シンポジウムのご案内

紀ノ川流域と風土—第5回環境シンポジウム



日本列島は、四季の移ろいの中で自然が育んできた独自の風土に恵まれています。この豊かな風土は、水、風、土によって形成され、人々の生活や文化にも深く根ざしています。そんな風土と水の科学を考える機会が、2025年6月に和歌山県の「ゆの里」で開催される第5回環境シンポジウムで提供されます。

シンポジウムの背景


私たちが普段あたりまえと思っている四季の恩恵は、実は非常に繊細な自然の循環に支えられています。風、湿気、水、ここに住む生物たちの息づかいを通して、私たちはこの地に深く結びついているのです。シンポジウムでは、その重要な要素を再確認し、それがどのように私たちの生活に影響を与えているのかを見つめ直します。主催団体である一般財団法人杜の財団や風土再生学会は、この自然を守るために行動を促すため、シンポジウムを企画しました。

プログラム概要


シンポジウムでは、自然生態系の回復技術「大地の再生®」を提唱する矢野智徳氏をはじめとする多彩な研究者や実践者が登壇し、様々な観点から風土と水の関係を考察します。特に注目されるのは、水の循環が風土の形成に与える影響や、それに基づく生態系の回復方法です。専門家だけでなく、一般の参加者も交えて議論が行われ、参加者一人一人が環境問題を身近に感じられる場とすることを目指しています。

行事予定


シンポジウムは、以下の日程で行われます:
  • - 日時: 2025年6月12日(木)、13日(金)、14日(土)
  • - 場所: 天然温泉「ゆの里」(和歌山県橋本市神野々)

プログラムでは、風土に関連する多彩なテーマが取り上げられ、地域の特性を生かした持続可能な環境づくりを議論する予定です。また、シンポジウムの全日程を通じて、参加者からの意見や考えを受け入れながら進行される予定です。特に、「流域風土市」では地域の生産者が集まるコーナーも設けられ、地域の風土を感じることができる貴重な機会となります。

地域の特性とは


紀伊半島に位置する「ゆの里」は、地域の自然環境を生かした温泉施設です。周辺には「中央構造線」という巨大な活断層が存在するため、地震や災害への備えも重要です。しかし同時に、この地形がユニークな生態系を育む源でもあるため、人間と自然との共存方法について考察することが求められています。高野山に流れる紀の川は、地域の水源としての役割も果たしており、この場で自然の重要性を再認識するための良い手掛かりになるでしょう。

参加をお待ちしております


このシンポジウムは市民参加型であり、環境問題に興味がある方ならどなたでも参加できます。参加者一人一人が環境を考え、対話する場を通じて新たな視点を生み出し、風土に根ざした暮らしを見出すことができることを願っています。

より多くの人々にご参加いただき、風土と水の科学を共に学び、感じる機会にしていただければと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
一般財団法人 杜の財団
住所
山梨県上野原市大倉79
電話番号
0554-62-4002

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。