LGTが東京に富裕層向けウェルスマネジメントオフィスを開設し、アジア太平洋でのプレゼンスを強化
LGTがアジア太平洋地域での存在感を強化
LGTは、アジア太平洋地域におけるプレゼンスをさらに強化するため、東京に富裕層向けのウェルスマネジメントオフィスを設立しました。
この新しいオフィスには、ウェルスマネジメント分野で25年以上の経験を有する永倉義孝氏がCEOに就任し、プライベートバンキングジャパンを率います。永倉氏は、LGT プライベートバンキング・アジアパシフィックの会長兼CEOであるDr. Henri Leimer氏の指導の下で、業務を展開することになります。
また、LGT Japanは、金融分野の専門知識を有する35名のメンバーで構成されており、それぞれが日本のお客様に合わせたテーラーメイドのウェルスマネジメント・ソリューションを提供することを目的としています。
東京拠点開設の意義
LGTの公子であり会長のマックス・フォン・ウント・ツー・リヒテンシュタイン氏は、「東京に拠点を持てることを嬉しく思い、日本のお客様に私たちのウェルスマネジメントサービスを提供できることに感謝しています。私たちは、責任ある投資と長期的で持続可能な投資を重視し、ウェルスマネジメントサービスを提供していく所存です」と述べています。
一方、Dr. Henri Leimer氏も、「1986年にアジアでの業務をスタートして以来、私たちは新たな市場の拡大に挑んできました。グローバルな視点と現地にフィットしたサービスを提供することで、独自の機会をお客様に提供できることを誇りに思います」と強調しました。
日本のウェルスマネジメント市場
日本は世界第3位の経済国であり、そのウェルスマネジメント市場も魅力的です。家庭が保有する資産は約18兆米ドルに達し、その中の半分以上が低利回りの現金や銀行口座に留まっています。つまり、富裕層の資産運用の余地がまだまだあるということを示しています。2020年には、日本人の約40人に1人が富裕層に分類されたことからも、日本は米国に次いで規模の大きな富裕層市場の一つとして位置づけられています。
LGT プライベートバンキングジャパンのCEOである永倉氏は、「日本の伝統的なウェルスマネジメントの状況が変化しつつあり、私たちはLGTのインパクト投資やESG投資の専門知識を活かして、日本のお客様に貢献できると確信しています。」と話し、顧客のニーズに応じた質の高いサービスの提供を約束しています。
LGTの基盤
LGTは約100年前に設立され、リヒテンシュタイン公爵家に所有されているプライベートバンキングやアセットマネジメントのエキスパートグループです。現在、世界中に20以上の拠点を持ち、3,900名を超える従業員が在籍します。
2021年6月30日現在、LGTは約2,750億スイスフラン(約33兆円)を管理しており、アジア地域においても780億米ドル以上を運用しています。この新たな東京拠点を加えることで、既存の香港、シンガポール、バンコクのネットワークを補完し、アジア市場でのプレゼンスをますます強化していくでしょう。
LGTの東京オフィスが、今後の日本における富裕層向けのウェルスマネジメントサービスにどのような影響をもたらすのか、期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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LGTウェルスマネジメント信託株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門二丁目10番4号
- 電話番号
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