エンゲージメントサーベイを活かす人財マーケティング戦略
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、組織と個人の関係をより良くするための支援を行っている団体です。最近、同協会は2026年7月16日に開催したオンラインセミナー「社員との関係性を再設計する、人財マーケティング戦略〜エンゲージメントサーベイを“打ち手”につなげる個の可視化アプローチ〜」の動画を一般公開しました。このセミナーは、エンゲージメントサーベイの結果をどう活用するかに焦点を当て、組織成果を高めるための具体的な方法を提案しています。
エンゲージメントサーベイの現状と問題点
エンゲージメントサーベイは、組織の健康状態を測るための重要なツールですが、データをそのまま使って成果を上げるのは容易ではありません。多くの企業がこの調査を導入していますが、結果を活かすための具体的な施策が欠如しているのが実情です。本セミナーでは、約2万人が参加したキャリア開発データの分析を基に、エンゲージメントを高めること自体を目標にするのではなく、個人のキャリア支援を通じて組織の成果を向上させる考え方が示されました。
個別対応の重要性
エンゲージメントサーベイの結果が組織全体の平均スコアで示されることが多い中、このセミナーは「全ての従業員をひとまとめにするのではなく、一人ひとりに対する支援をどう行うか」が鍵だと強調します。例えば、日本の多くの企業ではエンゲージメントが高いものの、個人のキャリアに対する自律的な行動や目標設定は低い傾向が見られます。したがって、個々のキャリア形成を支援することで、結果としてエンゲージメントを向上させるアプローチが必要です。
データは評価材料ではなく対話の入り口
また、エンゲージメントサーベイの結果を評価材料として捉えず、上司と部下の間の対話を促進する道具として活用する価値も解説されました。データは評価するためではなく、キャリア開発のための対話を生み出すための「問い」として扱うべきです。560社から得たデータの分析を通じて、同じ診断結果でも背景や課題は一人ひとり異なることが示されました。つまり、数字だけを追いかけるのではなく、個人の状況や背景を理解することが重要だというメッセージが伝えられました。
実際の取り組み
セミナーには、4designs株式会社の代表取締役社長CEOであり、プロティアン・キャリア協会の代表理事でもある有山徹氏が登壇しました。彼は2000年に早稲田大学を卒業后、大手企業や経営コンサルティング会社での経験を経て、経営支援に特化した企業を設立しています。彼の指導の下、協会は多くの企業に対して組織開発やキャリア自律を支援してきました。
動画視聴のご案内
無料で視聴可能なこのセミナーの動画は、組織と個人の関係を深めるための具体的な戦略を学ぶ機会となります。ぜひご覧ください。
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まとめ
エンゲージメントサーベイを活かした人財マーケティング戦略は、組織の成果を向上させるために欠かせない要素です。個人に寄り添ったキャリア支援が、持続可能なエンゲージメントの確立に繋がることを期待しています。