グローバルなソフトウェアエンジニア不足に対応する、datagとIT Bilimの戦略的パートナーシップ
日本のソフトウェア開発市場は、今後も成長を続けると予測されています。しかし、IT人材不足は深刻化しており、特に物流、建設、農業などIT化が遅れる業界では、具体的なIT化施策を実行に移すことが困難な状況です。
この課題解決に向けて、datag株式会社とウズベキスタンのITトレーニング機関であるIT Bilimは、戦略的パートナーシップを締結しました。両社は、ウズベキスタンの優秀なエンジニアを活用し、日本のソフトウェア開発力強化とグローバルなIT人材育成を目指します。
ウズベキスタンエンジニアを活用するメリット
ウズベキスタンは、近年IT産業が急速に発展しており、多くの日本企業がオフショア開発拠点を設立しています。ウズベキスタン政府はITスタートアップ支援を強化し、IT分野のインフラ整備と企業支援を進めています。さらに、日本とウズベキスタンの経済協力が深化する中、ウズベキスタンの優秀な人材を活用することで、日本企業はコスト効率の高いソフトウェア開発を実現することができます。
戦略的パートナーシップの目的
このパートナーシップは、世界的に深刻化するソフトウェアエンジニア不足に対応するための持続可能なソリューションを提供することを目指しています。具体的には、以下の4つの目的を達成するために、両社は協力していきます。
目的①:効果的なソフトウェア開発拠点の構築支援
datagが培ってきた海外エンジニアチーム構築の経験とノウハウを活かし、ウズベキスタンの優秀なエンジニアとグローバル市場を繋げます。これにより、日本企業は海外開発拠点の構築をスムーズに行い、ソフトウェア開発力を強化することができます。
目的②:ITプロジェクト管理者の育成
ソフトウェア開発プロジェクトを通じて、日本語を話す現地ブリッジエンジニアの育成を支援します。また、日本企業のエンジニアが英語中心のプロジェクトに参加する機会を提供することで、コミュニケーションの不安を解消し、より円滑な連携と効率的な成果を目指します。
目的③:オフショア開発サポート
欧米からの受託開発案件で経験を積んだウズベキスタンのエンジニアが、日本企業のソフトウェア開発を支援します。IT人材不足に悩む日本企業にとって、新たな開発人材として期待されています。
目的④:共同研究およびトレーニングイニシアチブ
グローバルなソフトウェア開発を推進するために、両社はソフトウェア開発だけでなくIT事業開発においても共同研究を行い、先進的なトレーニングプログラムを提供していきます。
datag株式会社について
datag株式会社は、ネパールとウズベキスタンに開発拠点を持ち、物流、建設、農業などIT化が遅れる業界を中心に、顧客企業と連携してIT事業開発を行っています。長年海外エンジニア中心にソフトウェア開発を進めてきた経験から、候補者特定から面談質問作成まで、少人数でも多くのエンジニア採用を可能にするノウハウと業務ソフトウェアを保有しています。
IT Bilimについて
IT Bilimは、ウズベキスタンのタシュケントに拠点を置く、ITトレーニングおよび研究機関です。ソフトウェアエンジニアのスキル向上とIT教育の推進をミッションとし、ウズベキスタンのソフトウェアエンジニアが国際的に競争力を持ち、国際的な技術分野に貢献することを目指しています。
まとめ
datag株式会社とIT Bilimの戦略的パートナーシップは、日本のソフトウェア開発力を強化し、グローバルなIT人材育成に貢献する取り組みです。両社の強みを活かし、ソフトウェアエンジニア不足という課題を解決し、日本のIT業界のさらなる発展に貢献していくことが期待されます。