十三の歴史を写真で描く新アートプロジェクト「JUSO ARCHIVE PROJECT」始動

アートプロジェクト「JUSO ARCHIVE PROJECT」が始動

大阪市淀川区の十三で、新たなアートプロジェクト「JUSO ARCHIVE PROJECT」が発表されます。このプロジェクトは、十三の歴史的な文化を次世代に伝えることを目的に、古い写真とそれにまつわるストーリーを通じて、変わりゆく街の姿を表現します。プロジェクトの第一弾は2025年9月15日から始まり、ホテルプラザオーサカで展示されます。

プロジェクトの概要

「JUSO ARCHIVE PROJECT」は地域に住む人々から集めた古い写真に基づき、それにまつわる物語を展示するもので、日本最大級の屋外壁画プロジェクトである「淀壁」を手掛けるアーティストBAKIBAKIとのコラボレーションが見どころです。BAKIBAKIは、集まった写真にペイントを施し、現代アートとして再生させます。

オープニングレセプションは9月15日の11時から14時まで行われ、来場者にはオリジナルのアメニティや飲み物が提供されます。

変化する十三の街を記録する

プロジェクトディレクターの石川由佳子氏が語るように、「JUSO ARCHIVE PROJECT」は十三で生まれ、育まれた風景や生活を写真を通じて再発見する試みです。実際の写真からは、街の祭りの情熱や日常生活、人々のつながりが感じられます。これにより、来場者は時代を超えた人間の営みを共有し、十三の独特の雰囲気を再認識することができます。

コラボレーションアーティストBAKIBAKIの役割

BAKIBAKIは、世界中の壁に塗られた「BAKI柄」ことで知られるアーティストです。彼は、その独特なスタイルを十三の街の写真に融合させることで、現代と過去を結びつける重要な役割を果たします。「淀壁」プロジェクトを通じて地域文化を発信し、国際的な文脈での交流も図っています。このプロジェクトでは、BAKIBAKIのアートが地域の歴史に新たな息吹を吹き込むこととなります。

地域との連携

JUSO ARCHIVE PROJECT 実行委員会は、地元のアーティストや企業、ホテルなどと連携し、地域コミュニティを活性化させることを目指しています。展示前には、地元の住民からの写真や故事を集め、十三のマップを作成。これにより、訪れた人々が新たな視点で十三の街を楽しめるようになります。

今後の展開

このプロジェクトは展示終了後も続けられ、集まった写真やストーリーはさらに増えていく予定です。また、開催中の展示やイベントを通じて、新しいクリエイターとの協業も進められていくことでしょう。地域の記憶を保存し、未来へと繋ぐ「アーカイブ」としての役割が期待されています。

まとめ

「JUSO ARCHIVE PROJECT」は、写真とアートの融合を通じて、十三の変わりゆく風景を未来の世代へと伝えていく革新的な試みです。アートや文化に興味のある方々は、ぜひ足を運び、十三の息づく歴史を感じてみてください。レセプションでは、プロジェクトチームやアーティストと直接話すこともできる貴重な機会です。皆様のお越しを心よりお待ちしております。