訪問看護ステーションの廃業を防ぐ新マニュアルとは
訪問看護業界の現状は、開業後の運営に難しさがつきまとい、特に廃業率が高いことが課題とされています。全国訪問看護事業協会の調査によると、2025年度の廃業率は6.6%に達し、一般中小企業の約2倍という現実が浮き彫りになっています。この厳しい環境の中で、一般社団法人日本男性看護師會は、訪問看護ステーション運営に関する実務マニュアルを監修しました。
現場で使えるマニュアルの必要性
廃業率の高さは、現場運営が属人化していることや、実務対応の不備に起因しています。多くの開業者が直面するこれらの構造的課題を解決するため、同団体は訪問看護支援協会と協力し、訪問看護事業承継ガイドラインを作成し、持続可能な運営を目指してきました。また、カスタマーハラスメント対策についての発表を行ったことを契機に、ペイシェントハラスメントへの対応策をまとめた書籍も発表しました。
充実したマニュアル内容
新たにリニューアルされた「iBow 新規開業パーフェクトコース」では、実務マニュアルが18本から35本に増強されました。特に、開業初日から実践できる内容に重きを置き、訪問看護ステーションが直面するさまざまな課題に対処できるような設計となっています。2026年3月27日の刷新日以降、全国の開業者は、150,000円(税抜)でこの貴重な情報を利用可能となるのです。
代表理事の熱い思い
日本男性看護師會の代表理事、坪田康佑氏は、「訪問看護ステーションの廃業率が高い現実は、現場の壁を示している。マニュアルはその壁をかいくぐる手段となる」とコメント。氏は、実践知を全国に届けることに喜びを感じています。
担当執行役員の岩永真林氏も、訪問看護事業を立ち上げた経験者として、「思っていたよりも大変」と語ります。この思いを受け止め、マニュアルの整備を進めてきたと述べ、より質の高い訪問看護を実現するためのファーストステップになることを期待しています。
2026年度からのさらなる取り組み
訪問看護の現場において、2026年度からはさらに強化した支援が計画されています。開業支援や事業の継続、働く環境の整備、ハラスメント対策など幅広い課題に対して、教育・政策提言・コンテンツ開発の三本柱で取り組んでいく方針です。
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日本男性看護師會のご紹介
2014年に設立された日本男性看護師會は、看護DXやペイシェントハラスメント対策、訪問看護支援など、様々な領域で活動をしています。看護師のサポートを通じて、「Nursing for Nurses」のミッションのもと、さらなる成長と発展を目指しています。
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一般社団法人日本男性看護師會
広報担当:
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