フィジオロガスの挑戦
2026-03-30 17:03:26

在宅血液透析の未来を拓くフィジオロガスの挑戦

在宅血液透析の未来を拓くフィジオロガスの挑戦



フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、東京都の先端医療機器アクセラレーションプロジェクト(AMDAP)に補助事業対象者として選ばれました。このプロジェクトにより、同社は水道水を使用しない在宅血液透析装置の開発を進め、最大で6億円の助成を受けられることが決まりました。この新しい装置は、透析治療に関する患者の負担を軽減し、より快適な在宅医療を実現するものです。

在宅血液透析のニーズ


日本では34万人の末期腎不全患者がクリニックでの血液透析治療を受けています。しかし、通院には時間や身体的負担が伴い、患者にとって大変厳しい状況です。現状、在宅で使用可能な透析装置は存在しないため、患者はクリニックで使われる大型で複雑な機器を自宅に導入せざるを得ません。そのため、在宅血液透析の普及は進んでいません。

このような背景が、フィジオロガスの挑戦を後押ししています。同社は、尿毒素を吸着除去し、透析液を装置内で再循環させる技術を用いて、家庭でも簡単に操作できる小型の透析装置を開発しています。この装置は給排水設備を必要としないため、設置が容易で、医療従事者による操作も不要です。

AMDAPの役割とフィジオロガス


AMDAPは、東京都が支援するプログラムで、医療機器の開発を目指すベンチャーや中小企業に対して集中支援を行っています。フィジオロガスはこのプログラムを通じて、東京都内に集まる専門知識やサポートを活用し、在宅透析装置の早期実用化を目指しています。

同社の開発する在宅血液透析装置は、必要なインフラが整っていない地域でもがんばる患者に対して新たな選択肢を提供します。また、患者のQOL(生活の質)を向上させることから、社会復帰や就業促進、さらには経済的な面でのメリットも期待されています。

フィジオロガスのビジョン


フィジオロガス・テクノロジーズは、2020年に設立され、北里大学の研究を基にしたスタートアップ企業です。代表の宮脇一嘉氏は、医療の技術革新を通じて患者とその家族がより幸せな生活を送れるようにすることを目的としています。

同社のビジョンは、医療機器産業の発展に寄与することです。医療機器の市場は今後の成長が期待されており、特に在宅医療の分野は急速に拡大しています。フィジオロガスは、この成長に対し、技術力で新たな価値を提供し続けます。

まとめ


フィジオロガス・テクノロガス株式会社の水道水を使用しない在宅血液透析装置の開発は、個々の患者にとって革命的な変化をもたらす可能性があります。東京都のAMDAPプログラムに支えられ、同社は医療の未来を見据えた新しい取り組みを推進しています。これにより、末期腎不全の患者やそのご家族の生活がどのように変わっていくのか、今後の展開に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社
住所
神奈川県相模原市南区北里1-15-1北里大学内
電話番号

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