ブラジルフェスティバル2023
2023-07-06 20:00:01
真夏の東京にブラジルが帰ってきた!第16回ブラジルフェスティバルレポート
真夏の東京にブラジルがやってきた!第16回ブラジルフェスティバルレポート
7月15日と16日、東京・代々木公園イベント広場では、第16回ブラジルフェスティバルが開催されました。
今年は、ブラジルの魅力が凝縮された、まさにブラジルを体感できる2日間となりました。
音楽ステージ:ブラジル音楽の多様性を体感
今年の目玉はなんといっても、豪華アーティストの出演でしょう。
まず、初来日となるセルタネージョ(ブラジルのカントリーミュージック)の人気デュオ、Talis&Welinton。
CD5枚、DVD4枚をリリースし、Marília Mendonçaとのヨーロッパツアー経験も持つ実力派です。YouTubeチャンネルの再生回数はなんと1億1500万回以上を誇ります。ミナスジェライス州出身の彼らが奏でる、情熱的で美しいメロディーは、来場者を魅了しました。
一方、日本の音楽シーンで活躍する日系ブラジル人歌手、岡本カウアンも登場。
愛知県生まれの彼は、新曲「The First」を引っさげ、ブラジルと日本の文化が融合したパフォーマンスを披露。
多様なバックグラウンドを持つ観客と一体となり、感動的なライブを作り上げました。
さらに、ブラジル北東部の音楽「フォホー」の演奏には、日本人ミュージシャンで構成されたグループ「ピファノ・トーキョー」が登場。
素朴な笛「ピファノ」の音色と、軽快なリズムが、会場に独特の雰囲気を醸し出していました。
ブラジル北東部の音楽と文化を届ける歌手、ディエゴ・シルバとソニア・ハヤシのデュオも、パワフルな歌声で来場者を熱狂させました。
ディエゴ・シルバは日本の東北文化大使の称号を持つなど、日ブラジル文化交流にも貢献している人物です。
ボサノヴァ、サンバといったブラジルを代表する音楽も、もちろん披露されました。
秩父市出身のボサノヴァミュージシャン、タクシー・サウダージは、ブラジルで半年間過ごした経験を活かし、魂のこもった演奏を披露。
リオのカーニバル音楽を熟知した日本人メンバーで構成されるグループ「ミストケンチ」は、サンバダンサーを従え、華麗なサンバショーを繰り広げました。
他にも、様々なスタイルのブラジル音楽を演奏する20組以上のアーティストが参加し、会場全体をブラジルの熱気に包みました。
食とエンタメ:五感を刺激するブラジル体験
音楽だけでなく、食もブラジルフェスティバルの魅力の一つです。
シュラスコ、フェイジョアーダなどの定番料理から、パモーニャなどのスイーツ、そして様々なブラジル風ドリンクまで、30以上のブースが来場者の食欲を満たしました。
ブラジル製のアクセサリーや衣類などの販売ブースもあり、買い物を楽しむ人も多く見られました。子供向けのエア遊具スペースも設置され、家族連れも安心して楽しめる空間でした。
そして忘れてはならないのが、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているカポエイラのパフォーマンスです。
複数のカポエイラグループが、そのダイナミックな動きと音楽で観客を魅了しました。ワークショップも開催され、カポエイラの魅力に触れる機会も提供されました。
まとめ
第16回ブラジルフェスティバルは、音楽、食、文化、そして人々の熱気が一体となった、忘れられないイベントとなりました。
ブラジルの魅力を余すことなく体感できるこのフェスティバルが、来年も開催されることを期待しています。
イベント情報
日時: 2023年7月15日(土)、16日(日)11時~19時
会場: 東京都代々木公園イベント広場
入場: 無料
主催: 在日ブラジル商工会議所(CCBJ)
* 公式HP: https://www.festivalbrasil.jp/ja/
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人在日ブラジル商工会議所
- 住所
- 東京都港区北青山1-4-1ランジェ青山507
- 電話番号
-
03-6447-2833