新しい防災アクション「いざ飯BOX」とは
近年、防災への意識は高まってきていますが、実際の備蓄状況はどうなのでしょうか。スナップディッシュ株式会社が行った調査によれば、93.8%の家庭が何らかの食料品を備蓄しています。しかし、国が推奨する「1週間分以上」の備蓄を満たしている家庭はわずか9%にとどまります。このギャップが示すのは、意識と行動の乖離です。
備蓄に関する意識調査
防災の日を前に実施されたこの調査の結果、多くの人が備蓄を意識しているものの、具体的な行動につながっていないことがわかります。参加者からは「いざと言う時に備蓄品をどう使うかが分からない」との声が多く寄せられました。この「活用の壁」が、家庭での備蓄を難しくしています。
例えば、あるユーザーは「普段食べ慣れているものを備蓄品で作れるようにしておくことが大切だ」とコメントしました。また、別の参加者は「非常食だから」としまい込んでしまい、いざという時に食べ方がわからず戸惑ってしまったと語っています。これでは、せっかくの備蓄が役立つ機会を失ってしまいます。
「いざ飯BOX」の提案と意義
この現状を踏まえ、スナップディッシュが新たに提案するのが「いざ飯BOX」です。このアクションは、災害時だけでなく、日常生活の中でも備蓄品を活用する習慣を築くことを目的としています。実際に「いざ飯」を試したユーザーからは、食材を無駄にせず、便利に料理ができるという声が寄せられました。日常的に備蓄品の味や調理法を覚えることで、災害時に慌てずに利用できるようになります。
「いざ飯BOX」は、防災食アドバイザーの今泉マユ子先生が監修し、スナップディッシュのユーザーからのアイデアが詰まっています。BOXには、各種のフェーズフリー商品が詰め合わされ、日常でも活用できる食品が揃っています。
限定901個の特別なBOX
「いざ飯BOX」は、数量限定で900個が販売されます。価格は1,000円(税込)で、収益は公益社団法人日本非常食推進機構に寄付されます。防災の日である9月1日に発売され、Amazonやマルコメ直売所にて購入できます。
今泉先生のコメント
今泉マユ子先生は、「防災は特別なことではなく、日常の延長線上にある」と力強く述べます。日常の食事に防災の観点を取り入れることで、自然と防災意識が高まります。私たちが普段食べるもので、非常時の備蓄を見直していくことが大切です。「いざ飯BOX」は、まさにそのための一歩です。
日本非常食推進機構の支援
公益社団法人日本非常食推進機構も「いざ飯」の取り組みを高く評価しており、家庭での備蓄を楽しむための新しいアイデアを提供することで、防災意識の向上に寄与できると期待しています。