ホラー小説ファン注目の『このホラーがすごい!2025年版』が発売
2025年6月13日、ホラー小説の最新ガイドブック『このホラーがすごい!2025年版』が公開されます。このシリーズは、36年の歴史を持つミステリー小説ガイド『このミステリーがすごい!』の編集陣によって制作されており、前年度にリリースされたホラー小説の中から、国内外の作家や書評家たちのアンケート結果を基にしたベスト20を発表しています。
人気の秘訣
『このホラーがすごい!』は、ただ作品の順位を示すだけではありません。巻末には作品の詳細な解説や著名作家へのインタビュー、さらには特別対談も収録されており、ホラー愛好者だけでなく読書好きやミステリーに興味のある人々にも楽しめる内容となっています。2024年版は発売直後に重版されたことで、その人気の高さを証明しました。
『2025年版』の特別企画
2025年版では、ホラー界で話題の作家である背筋氏の『口に関するアンケート』や、真島文吉による『右園死児報告』といった斬新な作品がラインアップに登場。また、賞賛されるシュールな宇宙を舞台にした不破有紀の『はじめてのゾンビ生活』も必見です。さらに、映画『近畿地方のある場所について』の公開を祝い、背筋と白石晃士監督の対談も予定されており、その内容も期待されています。
特に目を引くのは、2024年に逝去した楳図かずおに対する追悼エッセイで、6名の作家が彼の影響を振り返る恒例企画です。澤村伊智氏のデビュー10周年を記念した特別インタビューも見逃せません。
コアなファン向けの企画も
また、独特の視点から恐怖を描いたエッセイ「私の怖い話」、YouTubeで大人気の恐怖作品「フェイクドキュメンタリーQ」とのコラボ企画も含まれており、ホラーの幅広いジャンルを楽しむことができます。普段は目にしないような、様々なホラーコンテンツが一堂に会する貴重な機会となるでしょう。
編集担当者、梅田みなみ氏は、このガイドブックの魅力について次のように述べています。「この書評集は、自由なホラーの表現を皆様に紹介することが目的です。小説ならではの想像を超える恐怖を、ぜひ味わってほしいと思っています」。
まとめ
本書は単なる出版社のガイドでなく、恐怖やホラーに対する作家の思いが詰まった作品集です。ホラー小説が盛り上がる夏に向けて、特にこの一冊で新たな作品に出会うことができるでしょう。ぜひ手にして、恐怖に浸ってみてください。
『このホラーがすごい! 2025年版』は900円(税込)で予約販売されています。興味がある方は公式サイトからチェックしてください。
詳しくはこちら:
このホラーがすごい! 2025年版。